シャンプーは毎日しているのに、夕方になると頭皮の臭いが気になる。
枕カバーの臭いで初めて気づいてショックを受けた。40代後半から50代にかけて、こうした変化を感じ始める女性は少なくありません。
一例として、満員電車。女性は男性より身長が低いことが多く、ちょうど頭皮が相手の鼻の位置にきてしまう。「もしかして臭っているかも」と不安になる方も多いのだとか。
若い頃と同じようにケアしているのに、同じようにはいかない。その背景には、更年期に起こるエストロゲンの低下が関係している可能性があります。
この記事では、更年期に頭皮が臭いやすくなる理由と、シャンプーの選び方、そしておすすめの薬用シャンプーをご紹介します。
目次
更年期によくある頭皮臭の原因とは?
頭皮の臭いは、皮脂や汗そのものの臭いではありません。
皮脂と汗を頭皮の常在菌が分解するときに、臭いの元になる物質が発生します。
頭皮は皮脂腺が多く、髪で覆われて蒸れやすい場所。もともと臭いが発生しやすい環境です。
そこに、更年期ならではの変化が重なります。
エストロゲンの低下が頭皮に起こす3つの変化
エストロゲンには、皮脂の分泌を抑える方向の働きがあるとされています。
更年期にエストロゲンが減ると、頭皮では次のような変化が起こりやすくなります。
- 皮脂のバランスが変わり、酸化しやすい皮脂が増える
- ホットフラッシュや寝汗で、頭皮の汗が増える
- 加齢により、皮脂の酸化を抑える力が低下する
つまり、臭いの材料が増え、酸化しやすくなり、菌が活動しやすい環境になるということ。
若い頃と同じケアでは追いつかないと感じるのは、頭皮そのものが変化しているからです。
頭皮の臭いの正体はノネナールとジアセチル
更年期世代の頭皮臭には、代表的な原因物質が2つあります。
ひとつは「ノネナール」。皮脂に含まれる脂肪酸が酸化・分解されてできる物質で、40代以降に増えるとされています。いわゆる加齢臭の原因です。
もうひとつは「ジアセチル」。汗に含まれる乳酸を常在菌が分解することで発生し、使い古した油のような臭いと表現されます。
更年期は、この2つが重なりやすい年代。皮脂の酸化と汗の増加、どちらにも目を向ける必要があります。
「臭うから強く洗う」が逆効果になる理由
臭いが気になると、つい洗浄力の強いシャンプーでゴシゴシ洗いたくなります。
しかし、これが逆効果になることがあります。
皮脂を奪いすぎると、頭皮は乾燥を補おうとして、かえって皮脂の分泌を増やすことがあるためです。
臭うから強く洗う→皮脂が奪われる→皮脂がさらに出るという悪循環に陥ってしまいます。
香りの強いシャンプーで上から隠すのも、皮脂臭と混ざって余計に複雑な臭いになることがあり、根本的な解決にはなりません。
大切なのは、強く洗うことでも香りでごまかすことでもなく、臭いが生まれにくい頭皮環境に整えることです。
更年期の頭皮臭対策シャンプー選び3つのポイント
原因と悪循環がわかれば、選ぶべきシャンプーの条件も見えてきます。
ポイントは次の3つです。
① 皮脂を奪いすぎないマイルドな洗浄成分
まず見たいのは洗浄成分です。
洗浄力が強すぎるシャンプーは皮脂を奪いすぎて、前述の悪循環につながります。
アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分なら、必要なうるおいを残しながら、臭いの元になる皮脂や汚れを落とせます。
② 有効成分を配合した薬用シャンプー(医薬部外品)
臭い対策を考えるなら、化粧品ではなく有効成分を配合した薬用シャンプー(医薬部外品)という選択肢があります。
注目したい有効成分は次の3つです。
- サリチル酸:古い角質を柔らかくして、毛穴の詰まりや臭いの元を洗い流しやすくする
- グリチルリチン酸2K:頭皮の炎症を抑え、頭皮環境を整える
- 酢酸トコフェロール:血行を促進し、頭皮のコンディションをサポートする
臭いの元へのアプローチと、頭皮環境を整える視点。この両方を持つ設計が理想です。
③ 乾燥を防ぐ保湿成分が入っているか
意外と見落とされがちなのが保湿です。
頭皮が乾燥すると、それを補おうとして皮脂が過剰に分泌されることがあります。
セラミドや植物エキスなどの保湿成分が入っていれば、洗いながら頭皮のうるおいを守れます。
香りは強さでごまかすのではなく、自分が心地よいと感じるものを選びましょう。
更年期の頭皮臭におすすめの薬用シャンプー
ここまでの3つのポイントをすべて満たすシャンプーとしてご紹介したいのが、薬用スカルプケアブランド「リバラン」のシャンプーです。
リバランシャンプーは、3つの有効成分を配合した医薬部外品です。
・サリチル酸
古い角質を柔らかくし、毛穴の詰まりや臭いの元となる汚れを洗い流しやすくする。
・グリチルリチン酸2K
頭皮の炎症を抑え、ふけ・かゆみを防ぐ。
・酢酸トコフェロール
血行を促進し、頭皮のコンディションをサポートする。
選び方で挙げた3つの有効成分を、1本ですべてカバーしています。
洗浄成分は、アミノ酸系とベタイン系の組み合わせ。皮脂を奪いすぎずに、臭いの元となる汚れを落とす設計です。
さらに、ユズセラミドやエクトイン、植物エキスなどの保湿・整肌成分も配合。洗いながら、乾燥しがちな頭皮のうるおいを守ります。
頭皮に揉み込んで使える頭皮用トリートメントもおすすめ
シャンプーとあわせて使いたいのが、リバランの薬用トリートメントです。
一般的なトリートメントは毛先をケアするものですが、リバランのトリートメントは頭皮に直接揉み込んで使える頭皮用設計。
有効成分として、グリチルリチン酸2Kとサリチル酸を配合しています。
シア脂・ホホバ油・オリブ油などの保湿成分が、洗髪後の頭皮にうるおいを与えます。
洗って整えて、うるおいで守る。シャンプーとセットで使うことで、頭皮環境をトータルにケアできます。
臭いと一緒にふけ・かゆみが続くときは皮膚科の受診も
頭皮の臭いに加えて、ふけやかゆみ、赤みが続く場合は注意が必要です。
脂漏性皮膚炎など、皮膚の病気が隠れている可能性があるためです。
こうした症状は、セルフケアだけで解決しようとすると長引いてしまうことがあります。
医薬部外品のシャンプーや市販薬を使っても改善しない場合は、迷わず皮膚科に相談してください。
皮膚科では、症状に応じて外用薬などによる治療を受けられます。原因がはっきりすれば、対策もぐっと立てやすくなります。
シャンプー選びは、あくまで毎日のケアの話。治療が必要な段階かどうかの見極めは、専門医に任せるのが近道です。
橋本 裕貴