アンテベートローションと頭皮の抜け毛について解説|添付文書から見る副作用と注意点

頭皮の湿疹やかゆみで皮膚科を受診し、アンテベートローションを処方された方のなかには、使い始めてからシャンプー中や枕につく抜け毛が気になり始めた、という方もいるのではないでしょうか。

ステロイドの塗り薬は、副作用が気になることもある薬です。抜け毛が増えたように感じると、「もしかして薬の影響なのでは?」と不安になりますよね。

この記事では、アンテベートローションの添付文書をもとに、抜け毛との関係や、抜け毛が増えたときに考えられる原因、気になる場合の対処法について解説します。

炎症が落ち着いたあとの毎日の頭皮ケアに使える、非ステロイドの ReBALAN(リバラン)頭皮保湿ローションもご紹介します。

アンテベートローションの副作用で頭皮の抜け毛は増える?

アンテベートローション

アンテベートローションの添付文書には、副作用として脱毛や抜け毛は記載されていません。 ただし、副作用の中には、起こると結果的に毛が抜けやすくなるものも含まれています。

添付文書の副作用に「脱毛」の記載はない

アンテベートローションの添付文書では、頭皮などの皮膚に起こりうる副作用が、頻度ごとに記載されています。主なものは次のとおりです。

アンテベートローションの主な副作用

0.1〜5%未満
カビ(真菌)による皮膚の感染症、毛嚢炎などの細菌感染症、ニキビのような発疹、皮膚が薄くなる・細い血管が浮き出る(ステロイド皮膚)、刺激感、湿疹

0.1%未満
赤み、紫斑、毛が濃くなる(多毛)、色素の変化、かぶれ、皮膚の乾燥、かゆみ

毛に関する副作用として記載されているのは、毛が濃くなる多毛だけで、脱毛や抜け毛はありません。アンテベートローションを塗ったこと自体が原因で、毛が抜けるという記載はないということです。

注意したいのは、副作用の中にある細菌やカビによる感染症です。頭皮で毛穴に細菌が感染する毛嚢炎や、カビが感染する頭部白癬が起こると、その部分の毛が抜けることがあります。抜け毛と一緒に、赤いぶつぶつや膿、かゆみが出てきた場合は、早めに医師に相談しましょう。

アンテベートローションは、円形脱毛症の治療にも使われる

アンテベートローションの効能・効果には、円形脱毛症も含まれています。円形脱毛症は、本来は体を守る免疫の働きが、誤って髪の毛をつくる毛包を攻撃してしまうことで、円形や楕円形に毛が抜ける病気です。

日本皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドライン2017年版では、脱毛斑が1か所の場合や、複数あってもつながって広がっていない場合には、1日1〜2回、ストロング以上の強さのステロイド外用薬を塗る治療が勧められています。アンテベートローションは、この治療に使われる薬のひとつです。

頭皮の抜け毛が増えたときに考えられる原因

原因

アンテベートローションを使っている間に抜け毛が増えたと感じたら、薬以外の原因も含めて考えることが大切です。 主な原因は、次の4つです。

頭皮の炎症そのものによる抜け毛

アンテベートローションが処方されるのは、頭皮に強い炎症があるときです。赤みや腫れ、厚いフケがある状態が続くと、頭皮の環境が悪くなり、毛が抜けやすくなることがあります。

たとえば乾癬では、厚くなったフケと一緒に毛が抜けることがあります。この場合、炎症が治まれば、毛は再び生えてくることがほとんどです。抜け毛を薬のせいだと考えて塗るのをやめると、かえって炎症が長引くこともあります。

かゆみによるかきこわし

頭皮のかゆみが強いと、つい爪を立ててかいてしまいます。かきこわすと、頭皮に傷がつき、毛根に負担がかかって毛が抜けやすくなります。

また、厚いフケやかさぶたを指で無理にはがすと、一緒に髪が抜けてしまうこともあります。フケやかさぶたは、薬で炎症が治まるにつれて自然にはがれていくので、無理に取らないようにしましょう。

細菌やカビの感染(毛嚢炎・頭部白癬)

アンテベートローションの副作用には、細菌やカビ(真菌)による皮膚の感染症が含まれています。ステロイドは炎症を抑える一方で、皮膚の抵抗力も弱めるため、細菌やカビが増えやすくなるためです。

抜け毛につながる頭皮の感染症

毛嚢炎
毛穴に細菌が感染し、赤いぶつぶつや膿をもった発疹ができます。

頭部白癬
水虫と同じ白癬菌というカビが頭皮に感染します。フケが増えたり、円形に毛が抜けたり、途中で切れたりします。

感染症にステロイドを塗り続けると、症状が悪化することがあります。塗っている場所にぶつぶつや膿が増えてきた、円形に毛が抜けてきたといった変化があれば、早めに医師に相談してください。

季節や体質による抜け毛

髪には、生えて、育って、抜けるという生え変わりのサイクルがあります。健康な頭皮でも毎日一定の数の髪が抜けており、その量は体調や季節によっても変わります。

また、年齢とともに髪が細くなる男性型脱毛症(AGA)や、女性の加齢による薄毛、出産後の抜け毛、強いストレスなど、頭皮の炎症とは関係のない原因で抜け毛が増えることもあります。たまたま薬を使い始めた時期と重なると、薬のせいだと感じやすくなります。

炎症が落ち着いたあとの頭皮ケアには、非ステロイドのReBALANがおすすめ

ReBALAN頭皮保湿ローションの画像

アンテベートローションは、強い炎症を抑えるための薬です。症状がよくなったら、できるだけ早く使用をやめることが添付文書でも求められています。

薬をやめたあとの頭皮をすこやかに保つには、ステロイドを含まない毎日のケアが大切です。 選択肢の一つとしておすすめしたいのが、ReBALAN(リバラン)頭皮保湿ローションです。

薬を使わない毎日のケアで、頭皮をすこやかに保つ

炎症が治まったあとの頭皮は、見た目が落ち着いていても、乾燥や刺激を受けやすい状態が続いていることがあります。乾燥からかゆみが出てかいてしまうと、頭皮に傷がつき、抜け毛やトラブルをくり返すきっかけになります。

薬で炎症を抑える時期が終わったら、次は洗髪後の保湿で頭皮のうるおいを保つ段階です。毎日の習慣にしておくと、ふけ・かゆみを防ぎやすくなります。

ステロイドを含まない医薬部外品の頭皮保湿ローション

原因

ReBALAN頭皮保湿ローションは、頭皮にうるおいを与え、ふけ・かゆみを防ぐ医薬部外品です。ステロイドを含まないため、使える期間を気にせず、毎日のケアとして続けられます。

ReBALAN頭皮保湿ローションの4つの有効成分

センブリエキス
リンドウ科の植物「センブリ」から抽出した有効成分です。頭皮の血行を促進し、育毛・発毛促進をサポートします。すこやかな髪を育むための頭皮ケアに役立つ成分です。

グリチルリチン酸2K
甘草(カンゾウ)の根に由来する有効成分です。頭皮の炎症を抑え、フケやかゆみを防ぎます。頭皮の肌荒れを防ぎ、すこやかな状態に保つためのケアをサポートします。

酢酸トコフェロール
ビタミンEの誘導体で、頭皮の血行を促進する働きを持つ有効成分です。頭皮をすこやかに保ち、育毛を支える頭皮環境を整えるためのケアに役立ちます。

D-パントテニルアルコール
プロビタミンB5とも呼ばれる成分です。頭皮をすこやかに保ち、育毛をサポートするための有効成分として配合されています。毎日の頭皮ケアを通じて、健やかな髪を育む環境を整えます。

さらに、ゴボウ、大豆、アロエ、海藻など、12種類の植物由来エキスをうるおい成分として配合しました。根や葉、果実、海藻など、さまざまな植物から得られたエキスが、洗髪後の乾きやすい頭皮にうるおいを届けます。

アルコール(エタノール)を使わないノンアルコール処方で、乾燥しがちな頭皮にも使いやすいのが特徴です。

ダイレクトノズルで、頭皮をこすらずにケアできる

ダイレクトノズル

抜け毛が気になるときは、頭皮をこすったり、指で強く揉んだりする刺激をできるだけ減らしたいものです。

ReBALAN頭皮保湿ローションの容器の先は、頭皮に直接つけられるダイレクトノズルです。髪をかき分けて、ノズルの先を気になる部分に当てるだけでつけられるので、手のひらで頭皮をこする必要がありません。

さらっとした使い心地で、つけたあとに髪がベタつきにくいのも特徴です。香りは、さわやかなマンダリンシトラスです。

抜け毛が気になるときの対処法

対処法

抜け毛が気になっても、まずは薬を正しく使い続け、変化があれば医師に相談することが大切です。

自己判断で塗るのをやめない

抜け毛を薬のせいだと思い、急に塗るのをやめてしまう方がいます。けれど、炎症が残ったまま薬をやめると、赤みやかゆみがぶり返し、かえって頭皮の状態が悪くなることがあります。

日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024でも、ステロイド外用薬を突然中止すると、赤みや腫れ、ぶつぶつなどが出たり悪化したりすることがあるとされています。長く使ったあとは、急にやめずに少しずつ減らしていくのが基本です。

アンテベートローションの添付文書では、症状が改善しない場合や悪化した場合は使用を中止すること、症状が改善したらできるだけ速やかに中止することが求められています。どちらにあたるかの判断は難しいため、やめるタイミングは医師と相談して決めましょう。

頭皮をこすらず、決められた量と回数を守る

アンテベートローションは、通常1日1回から数回、適量を患部に塗る薬です。実際の回数や量は、症状に合わせて医師が決めています。処方されたときの指示を守りましょう。

塗るときは、髪をかき分けて頭皮に直接つけ、指の腹でやさしくなじませます。すり込むように強くこする必要はありません。こする刺激は、炎症のある頭皮への負担になり、毛も抜けやすくなります。

よく効くようにと多めに塗ったり、指示より長く使い続けたりするのも避けてください。ベリーストロングの薬を必要以上に使うと、皮膚が薄くなる、毛嚢炎などの感染症が起こるといった副作用が出やすくなります。

こんな抜け毛は早めに皮膚科へ

危険

次のような変化がある場合は、次の診察日を待たずに、早めに皮膚科を受診しましょう。

早めに受診したい抜け毛のサイン

・円形や楕円形に、ごっそりと毛が抜けた部分がある

・塗っている場所に、赤いぶつぶつや膿が増えてきた

・フケが増え、毛が途中で切れたように抜ける

・塗り続けても、赤みやかゆみがよくならない、または悪化している

・頭皮全体の抜け毛が、急に目立って増えてきた

受診するときは、アンテベートローションをいつから、1日何回塗っているか、抜け毛に気づいた時期を伝えると、原因を見分けやすくなります。

まとめ

アンテベートローションの添付文書には、副作用として脱毛や抜け毛の記載はありません。毛に関する副作用として記載されているのは、毛が濃くなる多毛だけです。

使っている間に抜け毛が増えたと感じる場合は、頭皮の炎症やかきこわし、細菌やカビの感染、季節や体質など、薬以外の原因も考えられます。 アンテベートローションは円形脱毛症の治療にも使われる薬です。抜け毛を理由に、自己判断で使うのをやめないようにしましょう。

炎症が落ち着いたあとの毎日の頭皮ケアには、ReBALAN頭皮保湿ローションも選択肢の一つとしてお役立てください。

円形に毛が抜けた、塗っている場所にぶつぶつや膿が増えてきたといった変化があるときは、早めに皮膚科を受診してください。

この記事の監修者
橋本 裕貴の写真
コスメアナリスト
橋本 裕貴
ライターとして、ヘアケア・スキンケアに関する記事を多数執筆。長年、脂漏性皮膚炎に悩まされ、数えきれないほどの商品を試すも納得のいくものに出会えず、食事や生活習慣の見直しとともに医薬部外品をはじめとする成分研究を始める。その知識と経験を活かし、各メーカーの商品開発の助言・提案にも携わる。「正しい知識と適した商品で、QOL(生活の質)向上に貢献したい」という思いから、わかりやすい言葉での情報発信を心がけている。