マラセチア菌対策シャンプーのおすすめ|殺菌しすぎず頭皮環境を整える方法とは?

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コスメアナリスト
橋本 裕貴
ライターとして、ヘアケア・スキンケアに関する記事を多数執筆。長年、脂漏性皮膚炎に悩まされ、数えきれないほどの商品を試すも納得のいくものに出会えず、食事や生活習慣の見直しとともに医薬部外品をはじめとする成分研究を始める。その知識と経験を活かし、各メーカーの商品開発の助言・提案にも携わる。「正しい知識と適した商品で、QOL(生活の質)向上に貢献したい」という思いから、わかりやすい言葉での情報発信を心がけている。

ベタつくフケや繰り返すかゆみ、頭皮の赤みにお悩みではありませんか?

その原因は、皮脂を好む「マラセチア菌」の増殖による、脂漏性(しろうせい)の頭皮トラブルかもしれません。

こうしたデリケートな頭皮状態のとき、単に洗浄力が強いシャンプーで皮脂を取り除くだけでは、解決にならないことがあります。

大切なのは、菌を一時的に減らすことだけでなく、「菌が増えにくい頭皮環境」そのものを育てることです。

この記事では、脂漏性皮膚炎などのトラブルを抱える方に向けて、マラセチア菌対策の正しい考え方と、本当に選ぶべきシャンプーのポイントを解説します。

マラセチア菌とは?

マラセチア菌のイメージ

マラセチア菌は、健康な人の頭皮にも必ず存在する「常在菌(カビの一種)」です。

実は、普段から悪さをしているわけではなく、他の危険な病原菌が繁殖するのを防ぐなど、頭皮の健康を守る役割も担っています。

また、分泌された皮脂を食べて分解することで、頭皮表面を弱酸性に保ち、バリア機能をサポートする側面もあります。

しかし、エサとなる皮脂が過剰になったり、湿気が多い環境が続くと、バランスを崩して異常に増殖してしまいます。

必要以上に増えた菌が、皮脂を分解する際に大量の刺激物質(脂肪酸)を作り出すことで、炎症やかゆみといったトラブルを引き起こすのです。

マラセチア菌対策シャンプーを選ぶ3つのポイント

マラセチア菌対策シャンプーの選び方

① 蓄積した「古い角質」をケアできるか

マラセチア菌は、はがれ落ちずに残った古い角質や皮脂を栄養源にして増殖します。

そのため、単に洗うだけでなく、角質を柔らかくして自然に落としやすくするアプローチが重要です。

例えば「サリチル酸」のように、角質のターンオーバーをサポートする成分が含まれているものを選ぶと、フケの出にくい健やかな土台を作ることができます。

② 「適切な洗浄力」と「低刺激」のバランス

皮脂はマラセチア菌の餌になりますが、取りすぎも禁物です。

洗浄力が強すぎると、頭皮が乾燥を補おうとして逆に皮脂を過剰に分泌させる「負のスパイラル」に陥ることがあります。

「余分な汚れはしっかり落とすけれど、頭皮のバリア機能は壊さない」という、マイルドさとスッキリ感のバランスが取れた設計のものを選びましょう。

③ 荒れた肌を落ち着かせる「整肌・保湿成分」

トラブルが起きている頭皮は、多かれ少なかれダメージを受けて敏感になっています。

洗髪後の無防備な頭皮を保護するために、炎症を抑える成分や、潤いを与える保湿成分が配合されているかを確認してください。

「洗う」と同時に「守る」ケアまで考えられた全体設計こそが、繰り返すトラブルを防ぐ鍵となります。

過剰な殺菌で起こりやすい負のスパイラル

フケやかゆみを抑えようと、強い殺菌成分に頼りすぎるケアを続けていませんか?

実は、頭皮の菌を過剰に排除しようとすると、かえってトラブルが長引く「負のスパイラル」に陥るリスクがあります。

1. 善玉菌まで減少、バリア機能の低下

過剰な殺菌は、頭皮を守っている必要な常在菌まで奪ってしまいます。

その結果、頭皮のバリア機能が低下し、乾燥や外部刺激に敏感な状態を招きます。

2. 乾燥を補うための「皮脂の過剰分泌」

乾燥した頭皮を保護しようと、体は防衛反応として皮脂を大量に分泌し始めます。

「洗っているのにベタつく」という現象は、この過剰な反応が原因かもしれません。

3. マラセチア菌が再び増殖しやすい環境へ

過剰に分泌された皮脂は、マラセチア菌にとって格好の栄養源となります。

殺菌しても、菌が好む「脂っぽい環境」が加速するため、再び菌が増殖し始めます。

4. トラブルの常態化・再発

一時的に抑えても、根本的な頭皮環境(皮脂バランス)が崩れているため、フケやかゆみが再発しやすくなります。

これにより、さらに強いケアを求めてしまう悪循環が生まれます。

マラセチア菌対策をするならシャンプーの使い方も重要

シャンプーの使い方

頭皮環境を整えるためには、シャンプー選びと同じくらい「洗い方」が重要です。

次のポイントを意識することで、成分の良さを引き出しつつ、頭皮への負担を最小限に抑えることができます。

① 「1分間の予洗い」で汚れの8割を落とす

シャンプーをつける前に、ぬるま湯で1分ほど丁寧に頭皮を流しましょう。

これだけで大半の汚れが落ち、シャンプーの泡立ちが良くなるため、摩擦による刺激を防ぐことができます。

② 爪を立てず「指の腹」でマッサージするように

かゆみがあると爪を立てたくなりますが、頭皮を傷つけるとそこから菌が入りやすくなります。

指の腹を使い、頭皮を動かすようなイメージでやさしく洗うのが、バリア機能を守るコツです。

③ 「すすぎ」は洗う時間の2倍かける

生え際や耳の後ろ、後頭部は特にすすぎ残しが多い場所です。

洗浄成分が残るとマラセチア菌の餌になったり刺激になったりするため、ヌルつきがなくなるまで徹底的に流してください。

④ 「30分以内」にドライヤーで乾かす

濡れたままの頭皮は高温多湿を好む菌にとって絶好の繁殖場所になります。

タオルドライ後は放置せず、早めに根元から乾かして、清潔ですこやかな環境をキープしましょう。

マラセチア菌対策におすすめのシャンプー

ReBALANシャンプーのイメージ

これまでに解説した「負のスパイラル」を断ち切り、毎日の頭皮環境を根本から整える選択肢として。

私たちはReBALAN(リバラン)薬用スカルプシャンプーをおすすめしています。

ReBALANは、強い殺菌剤(抗真菌成分)で一時的に菌を抑え込むタイプではありません。

その代わりに、トラブルの根源となる「皮脂・角質の蓄積」を防ぎ、自ら健やかになろうとする頭皮の力を支える処方を採用しています。

3つの有効成分が「菌の増えにくい環境」を作る

マラセチア菌が増殖する隙を与えないために、ReBALANは3つの有効成分で多角的にアプローチします。

サリチル酸(角質軟化・洗浄)

古い角質をやわらかくし、毛穴に詰まった皮脂汚れと一緒に効率よく洗い流します。

菌の餌となる「古い皮脂・角質」を溜め込まない清潔な土台を作ることで、間接的にマラセチア菌が増殖しにくい環境へと導きます。

グリチルリチン酸2K(抗炎症)

マラセチア菌の活動などによって引き起こされる、かゆみや赤みといった不快な炎症トラブルを防ぎます。

デリケートになっている頭皮を落ち着かせ、健やかな状態を保ちます。

酢酸トコフェロール(血行促進・皮脂の酸化防止)

血行を促進して頭皮の代謝を助けるだけでなく、皮脂の酸化(劣化)を防ぐ抗酸化作用も期待できる成分です。

皮脂が酸化して刺激物質(過酸化脂質)に変わると、バリア機能が低下し、マラセチア菌がさらに暴れやすい環境になってしまいます。

酸化を防ぐことで頭皮の「質」を守り、トラブルに負けない強い土台づくりを支えます。

一時しのぎではなく、ずっと続く「安定した頭皮」へ

ReBALANの最大の特徴は、汚れを落とす「スッキリ感」と、角質層を守る「やさしさ」のバランスにあります。

強力な殺菌に頼るケアは、時に頭皮を乾燥させ、さらなるトラブルを招く原因にもなりかねません。

しかし、ReBALANで角質と皮脂のバランスを整えれば、頭皮は本来のバリア機能を取り戻し、過剰な皮脂分泌も自然と落ち着いていきます。

「繰り返すフケやかゆみから解放されたい」と考えているなら。

まずは、無理に菌を抑え込むのではなく、菌が暴れ出さないような「すこやかな頭皮環境」をReBALANと一緒に育ててみませんか?

まとめ|マラセチア対策は「菌を抑え込む」から「整える」へ

マラセチア菌による頭皮トラブルを防ぐには、目に見える症状を力技で抑え込むことだけが正解ではありません。

大切なのは、菌が過剰に増殖してしまう原因、つまり「古い角質の蓄積」や「皮脂バランスの乱れ」を根本から見直すことです。

ReBALANのように、サリチル酸で不要なものをオフしつつ、グリチルリチン酸2Kや酢酸トコフェロールで土台をすこやかに保つ設計は、安定した頭皮環境を長く維持するための近道となります。

これまで殺菌や洗浄を優先して改善が見られなかった方こそ、ぜひ一度「整えるケア」の心地よさを体感してみてください。

なお、頭皮に強い赤みや湿疹、痛みがある場合は、無理にセルフケアだけで解決しようとせず、早めに皮膚科医へ相談することも忘れないでくださいね。

また、ReBALANの設計をより活かすなら、ヘアケアだけでなく「頭皮の保護」まで考えられた専用トリートメントとのセット使いがおすすめです。

洗うステップで整えた頭皮を、美容液成分でさらにいたわり、より理想的なコンディションへと導きます。