アトピー頭皮の乾燥におすすめのシャンプー|市販で買えて頭皮に優しい成分

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コスメアナリスト
橋本 裕貴
ライターとして、ヘアケア・スキンケアに関する記事を多数執筆。長年、脂漏性皮膚炎に悩まされ、数えきれないほどの商品を試すも納得のいくものに出会えず、食事や生活習慣の見直しとともに医薬部外品をはじめとする成分研究を始める。その知識と経験を活かし、各メーカーの商品開発の助言・提案にも携わる。「正しい知識と適した商品で、QOL(生活の質)向上に貢献したい」という思いから、わかりやすい言葉での情報発信を心がけている。

「頭皮がカサカサしてフケが止まらない…」
「シャンプーの後、どうしても痒くなってしまう」

アトピー体質の方にとって、毎日の洗髪は肌の調子を左右する非常にデリケートな問題です。

清潔にしようとゴシゴシ洗ったり、洗浄力の強いシャンプーを使ったりすることが、実は頭皮の乾燥をさらに加速させる原因になっていることも少なくありません。

アトピー頭皮のケアで最も大切なのは、汚れを落とすこと以上に「バリア機能を守り、うるおいを残すこと」です。

そこでこの記事では、敏感な頭皮に負担をかけない市販シャンプーの選び方や、裏面の成分表で見るべきポイントについて徹底解説します。

記事の後半では、 おすすめのシャンプートリートメント も紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

アトピー頭皮の乾燥で起こりやすい悩み

悩んでいる人

アトピー素因をお持ちの方の頭皮は、健康な状態に比べて水分を保持する成分(セラミドなど)が少なく、バリア機能が低下しています。

そのため、乾燥が進むと単に「カサカサする」だけでなく、生活の質を下げるような深刻な悩みに繋がりやすくなります。

特にアトピー頭皮の方が抱えやすい、代表的な3つのトラブルを見ていきましょう。

①我慢できない「かゆみ」と負のループ

頭皮が砂漠のように乾燥すると、外部の刺激から守るバリアがなくなり、神経が過敏になります。

その結果、激しいかゆみに襲われ、無意識にかきむしって傷を作り、その傷がさらにかゆみを呼ぶ「イッチ・スクラッチ・サイクル(かゆみと掻破の悪循環)」に陥りやすくなります。

夜も眠れないほどのかゆみは、大きなストレスとなります。

②肩に落ちてしまう「細かいフケ」

アトピー頭皮のフケは、パラパラとした粉雪のような「乾燥性フケ」が特徴です。

毎日しっかり髪を洗って清潔にしていても、乾燥した皮膚が剥がれて落ちてくるため、周囲の目が気になったり、黒っぽい服を着るのをためらったりしてしまうという悩みも多く聞かれます。

「不潔だから出る」のではなく「乾燥しているから出る」のが大きな特徴です。

③シャンプーやお湯が「しみる」

乾燥によって頭皮の角層がめくれ上がっていると、バリア機能がほとんど働いていない状態になります。

そのため、市販の一般的なシャンプーに含まれる洗浄成分や、シャワーのお湯さえも「痛み」や「しみる」刺激として感じてしまうことがあります。

お風呂に入ること自体が苦痛になってしまうケースも珍しくありません。

こうした悩みは、「汚れが落ちていないからだ」と勘違いして洗浄力の強いシャンプーを使うことで、さらに悪化してしまうケースが後を絶ちません。

市販シャンプー選びで見るべきポイント

ポイント

市販には数多くのシャンプーがありますが、アトピー肌の方がパッケージの「いい香り」や「サラサラ」といったキャッチコピーだけで選ぶのはリスクがあります。

最も重要なのは、ボトルの裏面にある「成分表示」を確認することです。頭皮のバリア機能を守りながら洗えるかどうか、チェックすべき3つのポイントを解説します。

①洗浄成分はやさしさ重視

シャンプーの成分の中で、最も頭皮への影響が大きいのが「洗浄成分(界面活性剤)」です。

市販の安価なシャンプーの多くは、「ラウレス硫酸Na」などの高級アルコール系と呼ばれる洗浄力が非常に強い成分が使われています。

これらは汚れだけでなく、アトピー肌に本来必要な皮脂や保湿因子まで根こそぎ洗い流してしまうため、乾燥とかゆみを悪化させる最大の原因となります。

選ぶべきは、「ココイル~」や「ラウロイル~」と表記される「アミノ酸系」の洗浄成分です。

肌と同じ弱酸性で、汚れだけを落として潤いは残す、マイルドな洗浄力が特徴です。

②保湿・整肌成分が入っているか

ただ洗うだけでなく、失われがちな水分を補給できるかどうかも重要です。

特にアトピー頭皮はバリア機能が壊れているため、保湿成分が配合されているものを選びましょう。

これらが配合されていると、洗い上がりの頭皮のツッパリ感が軽減されます。

また、かゆみや赤みが気になる場合は、「グリチルリチン酸2K」などの抗炎症成分(有効成分)が含まれている医薬部外品のシャンプーを選ぶと、炎症を抑える効果が期待できます。

③刺激になりやすい要素を避ける

健康な頭皮なら問題ない成分でも、バリア機能が低下したアトピー頭皮には刺激となってしまうものがあります。

特に注意したいのが、「合成着色料」「アルコール(エタノール)」「防腐剤(パラベンなど)」です。

これらはアレルギー反応や接触性皮膚炎の原因になりやすいため、できるだけ「無添加」や「フリー処方」と書かれているものを選ぶのが安心です。

成分表を見て、できるだけシンプルで余計なものが入っていないものを選ぶのが、トラブルを避けるコツです。

頭皮に優しい有効成分・保湿成分

有効成分

アトピーや乾燥肌の頭皮ケアにおいては、ただ「無添加」であるだけでなく、積極的に頭皮をいたわる成分が配合されているかどうかが重要です。

成分表を見るのは難しいかもしれませんが、特にアトピー頭皮の悩みに寄り添ってくれる、代表的な成分をいくつか覚えておくと選びやすくなります。

①荒れた頭皮を鎮める「抗炎症成分」

かゆみや赤みが続いている頭皮は、小さな炎症を起こしている状態です。

この炎症を抑えるために有効なのが、薬用植物である「甘草(カンゾウ)」由来の成分などです。

なかでも「グリチルリチン酸2K(ジカリウム)」は、抗炎症作用を持つ代表的な有効成分として知られています。

敏感肌用の化粧水などにも多く使われており、頭皮の炎症を穏やかに抑え、つらいフケやかゆみを防ぐ働きが期待できます。

②バリア機能をサポートする「高保湿成分」

アトピー頭皮に不足しがちな水分を補い、逃さないようにするためには、以下のような高保湿成分が欠かせません。

  • ✔️セラミド(ユズセラミドなど)
    肌の角質層にある「細胞間脂質」に近い働きをする成分です。バリア機能の要とも言え、外部刺激から頭皮を守るために非常に重要です。
  • ✔️エクトイン
    塩湖や砂漠などの過酷な環境に生息する微生物が持つアミノ酸の一種です。驚異的な保水力を持ち、乾燥によるダメージから肌を守る働きが注目されています。
  • ✔️植物由来のエキス
    古くから肌のコンディションを整えるために使われてきた植物成分です。アロエやウメ、ゴボウなどのエキスは、自然な潤いを与え、頭皮環境を健やかに保つのに役立ちます。

③刺激から守り補修する「保護成分」

乾燥した頭皮は、髪の摩擦さえも刺激になります。そのため、髪と頭皮を保護する下記のような成分も大切です。

  • ✔️加水分解ケラチン
    髪の主成分であるタンパク質です。特にカシミヤ由来などの上質なケラチンは、傷んだ髪を補修してなめらかにすることで、頭皮への物理的な刺激を減らす効果も期待できます。
  • ✔️コラーゲン
    肌の弾力を支える成分ですが、シャンプーやトリートメントに配合されることで、頭皮と髪に潤いのヴェールを作ってくれます。

乾燥を悪化させない洗い方

シャンプーで洗っている様子

どんなに成分の良いシャンプーを使っていても、洗い方を間違えていては効果が半減してしまいます。

特にアトピー頭皮にとって、摩擦(ゴシゴシ洗い)と熱(熱いシャワー)は最大の敵です。

毎日の習慣を少し変えるだけで、頭皮の乾燥とかゆみは大きく改善します。

今日から実践できる、負担をかけない洗い方の手順を見ていきましょう。

予洗いと泡立てのコツ

まずシャワーの温度設定を見直してください。40度以上のお湯は、頭皮に必要な皮脂まで溶かし出し、乾燥を急速に進めてしまいます。

体感で「ちょっとぬるいかな?」と感じる38度前後が適温です。

シャンプー剤をつける前に、このぬるま湯で1分~2分ほど、頭皮と髪をしっかり流します(予洗い)。

実は、この工程だけで汗やほこりなどの汚れの約7〜8割は落とすことができます。

そしてシャンプーをつける際、液を直接頭皮につけてはいけません。必ず手のひらで一度泡立ててから、その泡を頭皮に乗せるようにしましょう。

一度泡立たせることで、頭皮への負担を軽くすることができます。

洗う時は、爪を立てないことが鉄則です。指の腹を使い、優しくマッサージ洗いをします。

すすぎと乾かし方の注意点

アトピー頭皮のトラブル原因で意外と多いのが「すすぎ残し」です。洗浄成分が頭皮に残ると、それが刺激となって炎症やかゆみを引き起こします。

「泡が消えたから大丈夫」と思ってから、さらに30秒~1分ほど長く流す意識を持ちましょう。

特に生え際、耳の後ろ、襟足は洗い残しが多いゾーンなので念入りに流します。

お風呂上がりは、タオルでゴシゴシ拭かず、優しく押さえて水気を吸い取ります。

そして、自然乾燥は絶対にNGです。濡れた頭皮は雑菌が繁殖しやすく、かゆみのもとになります。

ドライヤーは頭皮から20cm以上離し、熱風が一箇所に集中しないように振りながら乾かします。

熱さが気になる場合は、「温風」と「冷風」を交互に切り替えたり、低温モードを活用したりして、頭皮を乾燥させすぎないように注意しましょう。

シャンプー後に大切な頭皮保湿

頭皮の乾燥にもアプローチ保湿成分の天然由来植物エキス配合

「顔を洗ったらすぐに化粧水を塗る」のが当たり前であるように、シャンプー後の頭皮にも「保湿ケア」が絶対に欠かせません。

アトピー肌や乾燥肌の方は、入浴後の急激な水分蒸発によって、頭皮が最も無防備で乾燥しやすい状態になっています。

このタイミングで何もせずにドライヤーをかけてしまうと、せっかく優しく洗っても、再び「乾燥→かゆみ」の悪循環が始まってしまいます。

そこでおすすめなのが、お風呂上がりに頭皮専用のローションを取り入れることです。

例えば、『ReBALAN(リバラン)頭皮ローション』のような、炎症を抑える有効成分と、自然由来の保湿成分がバランスよく配合されたアイテムが適しています。

有効成分の「グリチルリチン酸2K」がかゆみの原因となる炎症をブロックしつつ、「アロエ」や「大豆」、「海藻エキス」などの植物成分が、角質層のすみずみまで潤いを与えます。

ベタつきにくいテクスチャーで、乾燥して敏感になった頭皮を優しく守ってくれるため、ドライヤー前の新習慣として最適です。

アトピー頭皮の乾燥におすすめのReBALANシャンプー・トリートメント

ReBALANシャンプーのイメージ

毎日のシャンプー選びに迷っている方に、アトピーや敏感肌の頭皮環境を考えて開発された『ReBALAN(リバラン)』をご紹介します。

「洗う」ことと「守る」ことを同時に叶えるスキンケア発想で作られており、乾燥によるかゆみやフケに悩む頭皮に、潤いと休息を与えてくれます。

ReBALANシャンプーの特徴

最大の特徴は、髪と頭皮をいたわる成分の豪華さです。

洗浄成分は、刺激の少ないアミノ酸系(ラウロイルメチル-β-アラニンNa液など)を採用しており、必要な皮脂を残しながら優しく洗い上げます。

さらに、砂漠の微生物由来の保水成分「エクトイン」や、バリア機能をサポートする「ユズセラミド」を配合。

まるで美容液で洗っているかのような感覚で、洗い上がりの頭皮がつっぱらず、しっとりとした潤いが続きます。

また、上質な「カシミヤヤギ由来のケラチン」が傷んだ髪を補修し、なめらかな指通りを実現することで、髪の接触による頭皮への刺激も軽減します。

ReBALANトリートメントを併用するメリット

一般的なトリートメントは「髪の毛先」につけるものですが、ReBALANのトリートメントは「頭皮に直接つけて揉み込む」ことができる、薬用スカルプトリートメントです。

抗炎症成分である「グリチルリチン酸2K」が配合されているため、頭皮全体に馴染ませることで、乾燥による炎症やかゆみを鎮める効果が期待できます。

さらに、シャンプーとトリートメントの両方に配合されている水解ケラチンは、カシミヤヤギから抽出され成分で、髪や頭皮に対して優れた保湿効果や補修効果を持つ高級な成分になっています。

まとめ|やさしく洗ってうるおいを守る

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アトピー頭皮のつらい乾燥やかゆみは、毎日のシャンプー選びと洗い方を見直すことで、少しずつですが確実に変えていくことができます。

大切なのは、「汚れを落とす」ことよりも「頭皮のバリア機能を守る」ことを最優先に考えることです。

今回ご紹介したように、洗浄力が穏やかなアミノ酸系成分や、抗炎症作用のある有効成分が含まれたシャンプーを選ぶのが第一歩です。

もし現在お使いのアイテムで改善が見られない場合は、乾燥肌・敏感肌のために開発された『ReBALAN(リバラン)』シリーズのような、保湿と保護に特化したケアを試してみるのも一つの選択肢です。

今日からのケアが、数ヶ月後の健やかな頭皮を作ります。自分に合ったやさしいケアを見つけて、ストレスのない快適な毎日を取り戻しましょう。