脂漏性皮膚炎の予防を食事から

食事の見直しで脂漏性皮膚炎の改善を目指す

食生活

脂漏性皮膚炎を改善するためには、毎日の食生活を見直し、皮脂の過剰な分泌を内側から抑えることが重要です。

皮脂が多く分泌されると、原因となる「マラセチア菌」が増殖しやすくなり、症状の悪化につながるためです。

そのため、皮脂の原料となる食材や炎症を促す飲み物を避け、代わりに肌の健康をサポートする栄養素を積極的に摂取することが求められます。

避けるべき・注意したい食べ物と飲み物

ポテトチップス

皮脂の過剰分泌や頭皮・顔の赤みを防ぐために、以下の食品や嗜好品には注意が必要です。

避けるべき・注意したい食べ物と飲み物

✅ 脂質を多く含む食品
「ポテトチップス」などのスナック菓子や「ケーキ」、落花生、ベーコン、ソーセージ、「牛肉」の脂身(カルビなど)、バター、マーガリン、マヨネーズなどは控えましょう。特に就寝前にこれらを摂取すると、脂質の吸収率が高まりやすいため注意が必要です。

✅ 糖質・炭水化物の過剰摂取
「砂糖」をたっぷり使ったスイーツはもちろん、「パン」や「ラーメン」、大盛りの「ご飯」などの炭水化物も、体内で分解される過程で皮脂の原料となります。最近では「グルテン」を気にして小麦製品を控える(グルテンフリーや4毒抜き)ことで、肌の調子を整える方も増えています。

✅ 刺激物と嗜好品(お酒・コーヒー)
「お酒(アルコール)」の「飲酒」は血管を拡張させ、かゆみや赤みを誘発しやすくなります。また、「コーヒー」などに含まれるカフェインの摂りすぎは、皮脂分泌をコントロールするビタミンB群を大量に消費してしまうため、1日の適量を守りましょう。

橋本

糖質や脂質の過剰摂取は、ダイレクトに皮脂の増加につながるため、バランスの良い食事を心がけることが大切です。また、アルコールは炎症を強める要因にもなります。完全に排除するのではなく、嗜好品は適量を意識することがポイントですよ。

積極的に摂取したい栄養素と食材

ビタミン

肌のバリア機能を維持し、ターンオーバーを正常化するために、「ビタミンB2」「ビタミンB6」「ビタミンA」「ビタミンC」を積極的に摂りましょう。

積極的に摂取したい栄養素と食材

✅ ビタミンB2(皮脂のコントロール)
皮膚や粘膜の健康維持をサポートします。「ヨーグルト」や「牛乳」などの乳製品、卵、納豆などに多く含まれます。ヨーグルトは腸内環境を整えるメリットもありますが、脂質も含むため無糖のものを選ぶのがおすすめです。

✅ ビタミンB6(炎症を抑える)
皮膚の炎症を抑える働きが期待されます。手軽に食べられる「バナナ」のほか、カツオやマグロなどの魚類に豊富です。

✅ ビタミンA・ビタミンC
ビタミンAは皮膚の正常化を助け(牛・豚の肝臓、ウナギなど)、ビタミンCは抗酸化作用(ブロッコリーやパセリなど)で肌を守ります。

✅ 抗酸化作用のある飲み物
日常の水分補給には、ノンカフェインで抗酸化作用が高い「ルイボスティー」などが肌に優しくおすすめです。

✅ サプリメントの活用
食事だけで補うのが難しい場合は、「チョコラBB」などのビタミンB群を補給できる市販の「サプリ」や医薬品、タンパク質を補う「プロテイン」を上手に活用するのも一つの方法です。

橋本

ビタミンB群は皮膚のターンオーバーを助け、炎症を抑える役割も期待されます。食事やサプリメントからしっかり摂ることで、より自然に肌の健康をサポートできますよ。

料理に使う「油」の種類にも注意

料理の油

料理に使用する油も、皮膚の健康に大きく影響を与えます。避けるべき油と、積極的に摂りたい油を理解しましょう。

避けるべき油と積極的に摂りたい油

✅ 避けるべき油(リノール酸系)
「ごま油」「サラダ油」「べに花油」「ひまわり油」「コーン油」「大豆油」はリノール酸を多く含み、過剰摂取すると体内の炎症を悪化させる可能性があります。

✅ 積極的に摂りたい油(オメガ3系)
「亜麻仁油」「シソ油」「えごま油」や、青魚に含まれる「EPA」「DHA」などは、炎症やアレルギー症状を抑える働きが期待されます。ただし、熱に弱いため、加熱せずドレッシングなどで活用しましょう。

橋本

油の種類を意識することで、肌のバリア機能をサポートすることができます。特にオメガ3系の油は、魚やナッツからも摂取できますので、日々の食卓に無理なく取り入れてみてくださいね。

便秘と脂漏性皮膚炎の関係

便秘になると、腸内の悪玉菌が増え、肌トラブルを引き起こす可能性があります。

善玉菌を増やし、腸内環境を整えるために、食物繊維や発酵食品を意識して摂ることが大切です。

橋本

「腸内環境と皮膚の健康は密接に関わっています。乳酸菌や食物繊維をバランスよく摂ることで、便秘を防ぎ、肌や頭皮のコンディションも整いやすくなります。」

生活習慣の見直しも重要

食生活の改善に加え、生活習慣の見直しも脂漏性皮膚炎の改善に役立ちます。

良質な睡眠をとる

睡眠は肌の回復に重要な役割を果たします。特に、就寝後3時間は「肌のゴールデンタイム」とされ、この時間帯にしっかり熟睡することが大切です。

橋本

「睡眠不足はホルモンバランスを乱し、皮脂の分泌を増やす要因になります。規則正しい睡眠を意識することで、肌の再生力を高めましょう。」

正しい洗髪・洗顔を心がける

洗っている様子

洗髪や洗顔で肌を清潔に保つことが大切ですが、ゴシゴシ洗うと皮脂の過剰分泌を招くことがあります。洗髪は頭皮にやさしく泡立ちの良いシャンプー を選び、必要な皮脂を残すようにしましょう。

当サイトでは、脂漏性皮膚炎の頭皮にも優しい成分で設計された医薬部外品の薬用シャンプー&頭皮ケアトリートメントを販売しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

また、入浴後はドライヤーで髪を乾かし、速やかに保湿ケア(ReBALAN頭皮ローションなど)を行うことも重要です。

皮膚科での治療と併せてセルフケアを

脂漏性皮膚炎はさまざまな要因が関係しているため、自然治癒は難しい場合があります。適切な治療とセルフケアを並行して行い、症状の改善を目指しましょう。

橋本

「脂漏性皮膚炎の治療は、適切な診断と継続的なケアが鍵となります。皮膚科での治療とともに、食生活や生活習慣の見直しを進めることで、症状のコントロールがしやすくなるでしょう。」

この記事の監修者
橋本 裕貴の写真
コスメアナリスト
橋本 裕貴
ライターとして、ヘアケア・スキンケアに関する記事を多数執筆。長年、脂漏性皮膚炎に悩まされ、数えきれないほどの商品を試すも納得のいくものに出会えず、食事や生活習慣の見直しとともに医薬部外品をはじめとする成分研究を始める。その知識と経験を活かし、各メーカーの商品開発の助言・提案にも携わる。「正しい知識と適した商品で、QOL(生活の質)向上に貢献したい」という思いから、わかりやすい言葉での情報発信を心がけている。