「脂漏性皮膚炎には、チョコラBBがいいらしい」——そんな話を見聞きして、気になっていませんか。
くり返すフケやかゆみ、頭皮の赤みに悩んでいると、飲んで内側からケアできる方法があるならと期待してしまうものです。
この記事では、脂漏性皮膚炎にチョコラBBが注目される理由と、ビタミンB2・B6が皮膚とどう関わるのかをわかりやすく解説します。
ビタミンB群を摂るメリットや効率のよい摂り方に加えて、食事とあわせて行いたい頭皮ケアもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
チョコラBBとは?
出典:チョコラドットコム(https://www.chocola.com/kounaien.html)
チョコラBBは、エーザイが販売するビタミンB群を主成分とした医薬品・医薬部外品などのシリーズです。
錠剤やドリンクなど複数の種類がありますが、肌の悩みでよく知られているのが、ビタミンB2主薬製剤の「チョコラBBプラス」です。
チョコラBBプラスは、活性型ビタミンB2をはじめ、ビタミンB6を含む5種類のビタミンB群を配合した第3類医薬品。ビタミンB2が皮膚や粘膜の新陳代謝を助けることで、次のような症状の緩和を目的としています。
肌あれ、にきび・吹き出物、口内炎、口角炎、口唇炎、皮膚炎、湿疹、かぶれ、ただれ、赤ら顔に伴う顔のほてり など
ここで押さえておきたいのは、効能・効果に「皮膚炎」「湿疹」は含まれるものの、「脂漏性皮膚炎」という病名は記載されていないという点です。つまりチョコラBBは、脂漏性皮膚炎そのものの治療薬として承認されているわけではありません。
では、なぜ脂漏性皮膚炎とチョコラBBが結びつけて語られるのでしょうか。次の章で見ていきましょう。
脂漏性皮膚炎にチョコラBBが注目されている理由
治療薬として承認されているわけではないチョコラBBが、なぜ脂漏性皮膚炎の文脈で語られるのでしょうか。背景には、大きく2つの理由があります。
1つ目は、ビタミンB群の「不足」が、脂漏性皮膚炎に似た皮膚症状と関連することが古くから知られていることです。
2つ目は、SNSを中心に、ニキビや皮膚炎などの肌トラブルに効果を謳う高額なサプリメントの広告が増えている中、その成分を調べてみると、実はチョコラBBと同じようなビタミンB群が使われているだけだと指摘するインフルエンサーの存在です。
「わざわざ高いサプリを買わなくても、同じ成分ならチョコラBBで十分ではないか」という文脈でSNS上に投稿が広まり、結果としてチョコラBBが改めて注目を集めるきっかけになっています。
ビタミンB2・B6と脂漏性皮膚炎の関係
チョコラBBの主成分であるビタミンB2・B6は、どちらも皮膚の健康と関わりが深い栄養素です。それぞれが体の中でどんな役割を担い、脂漏性皮膚炎とどう関係するのかを見ていきましょう。
皮脂バランスに関わるビタミンB2
ビタミンB2は、糖質・脂質・たんぱく質の代謝を助け、皮膚や粘膜の健康を保つ働きを持つ栄養素です。「皮膚のビタミン」とも呼ばれ、とくに脂質の代謝に関わることから、皮脂の分泌バランスと関係が深いと考えられています。
ビタミンB2が不足すると、口角炎や舌炎などとともに、脂漏性皮膚炎に似た皮膚症状が現れることが知られています。
皮脂の分泌が過剰な脂漏性皮膚炎と、脂質代謝に関わるB2が結びつけて語られるのは、こうした背景があるためです。
皮膚の代謝に関わるビタミンB6
ビタミンB6は、主にたんぱく質やアミノ酸の代謝に関わる栄養素で、皮膚のターンオーバー(生まれ変わり)を正常に保つうえで欠かせません。B2と同じく脂質の代謝にも関与し、皮膚・粘膜の健康維持を支えています。
ビタミンB6もまた、不足すると脂漏性皮膚炎のような皮膚炎を招くことがあり、古くから皮膚科の分野で注目されてきた成分です。B2とB6がセットで語られやすいのは、両者が協力しながら皮膚の健康を支えているからといえます。
このように、ビタミンB2・B6の「不足」は脂漏性皮膚炎に似た症状と関連します。ただし、ここで大切になるのが「不足を補うこと」と「脂漏性皮膚炎を治すこと」の違いです。
ビタミンB群を摂るメリット
ここまで見てきたとおり、ビタミンB2・B6の不足は脂漏性皮膚炎に似た症状と関連します。では、ビタミンB群を摂ることには、どんなメリットがあるのでしょうか。
まず正直にお伝えしておきたいのは、ビタミンB群を補ったからといって、脂漏性皮膚炎そのものが治るとは言い切れないという点です。
ビタミンB群の不足が脂漏性皮膚炎に似た症状と関連することは知られていても、補えば症状がよくなる、とまでは確認されていません。
ビタミンB群のメリットは、症状を「治す」ことではなく、皮膚の健康の「土台」を支えることにあります。B2・B6は皮膚や粘膜の新陳代謝に関わる栄養素なので、不足しないように摂っておくことは、健やかな肌を保つうえでの基本といえます。
とくに、脂質の多い食事や不規則な生活、疲労が続くとビタミンB群は消費されやすくなります。栄養バランスが偏りがちな人にとっては、B群を意識して補うことで、肌の調子が整いやすくなったように感じられることもあるでしょう。
ただし、こうした感じ方には個人差があります。ビタミンB群はあくまで体の内側から皮膚の健康を支える栄養素であり、脂漏性皮膚炎の治療とは切り離して考えることが大切です。
ビタミンB群を効率よく摂る方法
ビタミンB群を取り入れる基本は、毎日の食事です。B2・B6は多くの食品に含まれているので、まずはバランスよく食べることを意識しましょう。
・ビタミンB2
レバー、うなぎ、卵、納豆、乳製品 など
・ビタミンB6
かつお・まぐろなどの魚、鶏むね肉、バナナ など
ビタミンB群は水に溶けやすく、体内に長くとどめておけないため、一度にまとめてではなく、毎日こまめに摂るのがポイントです。
食事だけで補いにくいときは、サプリメントやビタミン剤を活用するのも選択肢の一つ。ただし、過剰に摂ればよいというものではないため、製品に記載された目安量を守って取り入れましょう。
食事とあわせて行いたい頭皮ケア
ビタミンB群が体の内側から皮膚の健康を支える栄養素だとすれば、皮脂やフケが直接あらわれる頭皮には、外側からのケアも欠かせません。
とくに皮脂やフケが気になる頭皮は、毎日のシャンプーで清潔に保ち、うるおいのある健やかな環境を整えることが基本です。内側からの栄養と、外側からの頭皮ケア。この両輪で頭皮環境を整えていきましょう。
その外側からのケアの選択肢の一つとしてご紹介したいのが、ReBALAN(リバラン)の薬用シャンプーと薬用トリートメントです。
洗いながら頭皮環境を整えるReBALAN薬用シャンプー
ReBALAN薬用シャンプーは、フケ・かゆみを防ぐ有効成分を配合した医薬部外品です。皮脂や汚れを落としながら、頭皮を清潔で健やかな状態に保ちます。
・グリチルリチン酸2K
甘草(カンゾウ)由来の抗炎症成分。頭皮にやさしく、フケやかゆみを防いで健やかに保ちます。
・サリチル酸
頭皮を清浄に保ち、フケ・かゆみを防ぎます。余分な皮脂や古い角質が気になる頭皮に向いた成分です。
・酢酸トコフェロール
ビタミンEの一種。頭皮の血行を促進し、健やかな頭皮環境づくりをサポートします。
洗浄成分にはアミノ酸系をベースに採用しており、必要なうるおいまで奪いすぎず、やさしく洗い上げます。皮脂を落としすぎるとかえって乾燥やベタつきを招くこともあるため、マイルドな洗い心地は頭皮環境を整えるうえで心強いポイントです。
頭皮に揉み込める薬用トリートメント
一般的なトリートメントは、頭皮にはつけず毛先を中心になじませるのが基本です。しかしReBALANの薬用トリートメントは、頭皮に直接揉み込んで使えるように設計された医薬部外品という点が大きな特長です。
グリチルリチン酸2K・サリチル酸という2つの有効成分を頭皮まで届けられるため、髪の指どおりを整えながら、フケ・かゆみを防いで頭皮を健やかに保てます。毛先の補修と頭皮ケアを1本で行える処方です。
シャンプーで洗い、トリートメントで頭皮までケアする。この流れを毎日のバスタイムに取り入れることで、無理なく頭皮環境を整えていけます。
セルフケアで改善しないときは皮膚科へ
ここまで、内側からのビタミンB群と、外側からの頭皮ケアについてお伝えしてきました。ただし、これらはあくまで頭皮環境を整えるためのセルフケアです。すでに脂漏性皮膚炎の症状がはっきり出ている場合は、皮膚科での治療が基本になります。
というのも、脂漏性皮膚炎の治療では、原因となるマラセチア菌に着目した抗真菌薬や、炎症を抑える薬による治療が中心となるからです。ビタミンB群の摂取は皮膚の健康を支える土台にはなっても、症状そのものを治す治療の主役ではありません。
たとえば、脂漏性皮膚炎の治療によく用いられるケトコナゾールという抗真菌成分は、日本では医師の処方が必要で、市販では手に入りません。適切な薬を、適切な強さと期間で使うためには、医師の診断が欠かせないのです。
頭皮の赤みやかゆみ、フケがなかなか治まらない、あるいは悪化しているといったときは、自己判断でセルフケアを続けるのではなく、早めに皮膚科へ相談しましょう。

