アンテベートローションの頭皮への使い方を添付文書をもとに解説

この記事では、アンテベートローションの頭皮への使い方を添付文書をもとに整理したうえで、 治療中の頭皮ケア についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

アンテベートローションとはどんな薬か

アンテベートローションは、皮膚の炎症を抑えるために処方される外用薬です。

医師の診察を受けたうえで処方される医療用医薬品で、ドラッグストアなどで購入することはできません。

頭皮の湿疹やかゆみに対して処方されることが多く、髪の毛があってもなじませやすいローションタイプが選ばれています。

有効成分と分類

有効成分は「ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル」です。

名前は長いですが、いわゆるステロイド(副腎皮質ホルモン)の一種と考えてください。

ステロイドの外用薬は、炎症を抑える力の強さによって5段階に分類されています。アンテベートはそのなかで上から2番目の「ベリーストロング」に位置づけられる薬です。

強さのランクについては、 後ほど詳しく ご説明します。

添付文書に書かれている頭皮への使い方

処方されたものの、「どのくらいの量を、どう塗ればいいのか」が分からず戸惑う方は少なくありません。

ここでは、添付文書に実際に書かれている内容を確認していきます。

用法・用量の記載

添付文書には、次のように記載されています。

通常、1日1〜数回、適量を患部に塗布する。

出典:鳥居薬品「アンテベート軟膏0.05%/クリーム0.05%/ローション0.05%」添付文書(2020年10月改訂 第1版)

ポイントは、「適量」「1日1〜数回」という書き方になっている点です。

グラム数や回数がきっちり指定されているわけではありません。ここを物足りなく感じる方もいると思います。

「適量」が具体的に書かれていない理由

添付文書が曖昧なのは、書き方が不親切だからではありません。

必要な量や回数が、症状の程度や範囲、部位によって変わるためです。

頭皮全体に広がっているのか、生え際の一部だけなのか。赤みが強いのか、落ち着いてきているのか。

これらによって適切な使い方は変わります。だからこそ、診察した医師が個別に判断する形になっています。

逆にいえば、ネット上で見つけた「◯グラムを1日2回」といった情報を、そのまま自分に当てはめるのは危険です。

処方時に医師や薬剤師から受けた説明が、あなたにとっての正解になります。

塗るタイミングと洗髪との関係

「シャンプーの前と後、どちらで塗るのか」も、迷いやすいポイントです。

一般論としては、頭皮が清潔な状態のほうが薬をなじませやすいとされています。

ただし、タイミングについても医師の指示が優先されます。

朝晩の2回なのか、入浴後だけなのか、症状や生活リズムに合わせて指示が出ているはずです。処方時の説明を思い出せない場合は、薬局に問い合わせれば確認できます。

なお、髪が濡れたままだと薬が薄まってしまうため、ある程度乾かしてから使うよう指示されることもあります。

処方時に医師へ確認しておきたいこと

診察室では緊張してしまい、あとから疑問が出てくることもよくあります。

次のような点は、その場で聞いておくと安心です。

診察のときに確認したいこと

・どのくらいの量を、どの範囲に塗るか

・1日何回、どのタイミングで塗るか

・いつまで続けるか、次の受診はいつか

・症状が落ち着いてきたら、どうすればいいか

・シャンプーやカラーは普段どおりでいいか

メモを持参して、その場で書き留めておくのもおすすめです。

聞きそびれた場合でも、薬をもらった薬局の薬剤師に相談できます。

ステロイドの強さのランクとアンテベートの位置づけ

「ステロイド」と聞くと、身構えてしまう方もいるかもしれません。

ですが、ひとくちにステロイド外用薬といっても、強さには大きな幅があります。

自分の薬がどの位置にあるのかを知っておくと、必要以上に怖がらずに治療に向き合えます。

外用ステロイドの5段階ランク

ステロイド外用薬の強さ5段階ランク表

外用ステロイドは、炎症を抑える強さによって5段階に分類されています。

ステロイド外用薬の5段階

1. ストロンゲスト(最も強い)
2. ベリーストロング(かなり強い)

3. ストロング(強い)
4. ミディアム(普通)

5. ウィーク(弱い)

アンテベートは、上から2番目の「ベリーストロング」に分類されます。

なお、この分類は皮膚科の診療で広く用いられているもので、薬の善し悪しを表すランキングではありません。

ベリーストロングと聞いて不安になったら

上から2番目と知って、「そんなに強い薬なの?」と感じた方もいるかもしれません。

ここで押さえておきたいのが、強さのランクは「症状に対して適切かどうか」で選ばれているということです。

弱い薬をだらだら使い続けて炎症が治まらないより、適切な強さでしっかり抑えて短期間で終えるほうが、結果的に負担が少ないと考えられています。

また、頭皮という部位の事情もあります。

顔やまぶたのように皮膚が薄い部位では弱めの薬が選ばれますが、頭皮は比較的皮膚が厚く、髪に覆われていて薬が届きにくい面もあります。

医師はこうした条件を踏まえたうえで、強さを選んでいます。

不安が残る場合は、自己判断で量を減らすのではなく、診察のときにその不安をそのまま伝えてください。

説明を受けて納得できることもあれば、別の選択肢を提案してもらえることもあります。

頭皮のどんな症状に処方されるか

アンテベートローションが頭皮に処方される場面は、ひとつではありません。

代表的なものを見ていきます。

脂漏性皮膚炎

頭皮のトラブルのなかでも、特によく見られるものです。

皮脂の分泌が多い部位に起こりやすく、頭皮のほか、鼻のわきや眉のあたりにも症状が出ることがあります。

黄色っぽく脂っぽいフケ、赤み、かゆみが特徴です。

皮脂をエサにするマラセチアという常在菌が関わっているとされ、抗真菌薬とあわせて処方されることもあります。

再発しやすい性質があるため、症状が落ち着いたあとの頭皮ケアも大切になります。

接触皮膚炎・頭皮湿疹

カラー剤やパーマ液、シャンプーなどが肌に合わず、刺激となって炎症が起きるケースです。

いわゆる「かぶれ」にあたります。

原因となるものに触れたあと、比較的はっきりした時期から赤みやかゆみが出るのが特徴です。

この場合は、薬で炎症を抑えるだけでなく、原因を特定して避けることが欠かせません。

心当たりがある製品があれば、診察のときに伝えておくと診断の助けになります。

はっきりした原因が見当たらず、乾燥や刺激が重なって起こる湿疹に対して処方されることもあります。

尋常性乾癬など

尋常性乾癬は、皮膚の新陳代謝が異常に速くなり、厚く盛り上がった赤い発疹と、銀白色のフケのようなかたまりができる病気です。

頭皮は好発部位のひとつで、髪の生え際に沿って症状が出ることがあります。

フケが増えた、かさぶたのようなものができたという症状は、湿疹と見分けがつきにくいことがあります。

ほかにも、円形脱毛症や、頭部にできた皮膚炎など、複数の疾患で使われる薬です。

いずれにしても、見た目が似ていても原因は異なります。市販薬で様子を見るより、皮膚科で診断を受けるのをおすすめします。

どのように効くのか

薬がどう働いているかを知っておくと、指示された使い方の意味も理解しやすくなります。

炎症を抑えるしくみ

頭皮に炎症が起きているとき、体のなかでは炎症を引き起こす物質がつくられ続けています。

赤みやかゆみ、腫れといった症状は、この物質のはたらきによるものです。

ステロイド外用薬は、この炎症物質がつくられる流れをブロックします。

おおまかにいえば、炎症の連鎖を途中で止めるイメージです。

あわせて、免疫が過剰に反応している状態も抑えるため、かゆみや赤みが引いていきます。

ここで押さえておきたいのは、薬が抑えているのは「炎症」であって、炎症を起こしている原因そのものではないという点です。

合わないシャンプーを使い続けていたり、洗い方に問題があったりすれば、薬をやめたあとに再発することもあります。だからこそ、治療と並行して日々のケアを見直すことが大切になります。

効果が出るまでの目安

かゆみや赤みは、比較的早い段階で軽くなることが多いとされています。

ただし、症状が軽くなったことと、治りきったことは別です。

見た目が落ち着いても、皮膚の内側では炎症が残っていることがあります。ここで自己判断でやめてしまうと、ぶり返す原因になります。

反対に、指示された期間を使っても改善が見られない場合は、診断そのものを見直す必要があるかもしれません。

副作用と注意点

正しく使っていれば過度に恐れる必要はありませんが、知っておくべき副作用はあります。

頭皮で起こりうる副作用

外用ステロイドで比較的よく知られているのが、皮膚が薄くなる皮膚萎縮です。

長期間の使用で起こりやすく、皮膚が弱くなって傷つきやすくなります。

知っておきたい副作用

・皮膚が薄くなる(皮膚萎縮)
・毛細血管が拡張して赤みが目立つ

・にきびのようなブツブツができる
・産毛が濃くなる

・細菌や真菌による感染を起こしやすくなる

多くは長期間・広範囲に使い続けた場合に起こるもので、医師の指示どおりに使っている限りリスクは高くありません。

気になる変化があれば、使用を続ける前に相談してください。

使ってはいけない場合

いくつか、使用が適さないケースがあります。

代表的なのが、その部位に細菌・真菌・ウイルスによる感染がある場合です。

ステロイドには免疫のはたらきを抑える作用があるため、感染症があるところに使うと悪化させてしまうおそれがあります。

頭皮のフケに見えて、実は頭部白癬(水虫と同じ仲間の菌による感染症)というケースもあります。自己判断で手持ちの薬を使うのが危険なのは、このためです。

また、以前に同じ薬で発疹などが出たことがある方も使用できません。

妊娠中・授乳中の方、小さなお子さんに使う場合も、必ず医師に伝えてください。

自己判断で量や期間を変えないこと

副作用に関して、公的な情報でも次のように注意が呼びかけられています。

外用ステロイドを安易に長期間使い続けると、皮膚局所だけでなく全身的な副作用が生じるおそれがあり、長期にわたって使い続けるという状況自体が正常なものではありません。

出典:病院検索iタウン お薬検索[薬事典]「アンテベートローション」

大切なのは、「長く使い続けている状態そのものを、当たり前だと思わない」という視点です。

症状が落ち着いてきたときに、薬をどう減らしていくか。あるいは、いつ終わりにするか。

この判断は、頭皮の状態を実際に見た医師にしかできません。

不安だからと自己判断で減らすのも、まだ心配だからと余った薬を使い続けるのも、どちらも避けたい対応です。

処方された分を使い終わる前に、次の受診のタイミングを確認しておきましょう。

ローション・軟膏・クリームの違い

アンテベートには複数の剤形があります。

有効成分は同じでも、使い心地や適した部位が異なります。

剤形ごとの特徴

剤形ごとの使い分け

・軟膏
油分が多く、保護力が高い。乾燥やじゅくじゅくした患部にも使いやすい

・クリーム
のびがよく、べたつきにくい。広い範囲に塗りやすい

・ローション
液状でさらっとしている。髪の生えた部位になじませやすい

どれを使うかは、患部の場所や状態を見て医師が判断します。

同じ薬でも、剤形が違えば使う部位も変わるため、家族の薬を使い回すようなことは避けてください。

頭皮にローションが選ばれる理由

頭皮にローションが処方されるのは、やはり髪の存在が大きな理由です。

軟膏やクリームは、髪にからんでべたつき、地肌まで届かせるのに手間がかかります。洗い流すのも大変です。

その点ローションは液状なので、髪をかき分けながら地肌に直接なじませやすい形状になっています。

さらっとした使用感で、塗ったあとに髪がべたつきにくいのも利点です。日中に使う場合も、外出前の身支度を邪魔しにくいといえます。

治療中のシャンプーはどうする?

ReBALANシャンプーのイメージ

薬を使っている間、毎日のシャンプーをどうすればいいのか。

実はここが、いちばん迷いやすいところかもしれません。

洗ってはいけないの?

「頭皮が荒れているから、洗わないほうがいいのでは」と考える方もいます。

ですが、洗わないことが正解とは限りません。

皮脂や汗、古い角質が残ったままだと、頭皮環境はかえって悪くなります。特に脂漏性皮膚炎のように、皮脂が関わる症状ではなおさらです。

大切なのは、洗うか洗わないかではなく、どう洗うかです。

爪を立ててゴシゴシこすったり、熱いお湯で流したりすると、それ自体が刺激になります。指の腹でやさしく、ぬるめのお湯で。すすぎ残しがないよう、しっかり流しましょう。

なお、洗う頻度やタイミングについて医師から指示が出ている場合は、そちらが優先です。

洗浄力の強いシャンプーを避けたい理由

炎症が起きている頭皮は、バリア機能が低下している状態です。

この状態で洗浄力の強いシャンプーを使うと、必要なうるおいまで奪われてしまいます。

乾燥が進めば、かゆみが出て、かいてしまい、さらに悪化する。この悪循環に入りやすくなります。

スッキリ感を求めて強い洗浄成分のものを選びがちですが、治療中はむしろ逆効果になりかねません。

選ぶときは、洗浄成分がアミノ酸系のものが目安になります。汚れは落としつつ、うるおいは残してくれるマイルドなタイプです。

成分表の最初のほうに高級アルコール系の洗浄成分が並んでいるものは、刺激が強すぎる場合があるので注意しましょう。

薬用シャンプーという選択肢

毎日のシャンプーを見直すなら、頭皮ケアを目的に設計された薬用シャンプーも選択肢のひとつです。

ご紹介したいのが、薬用スカルプシャンプー「ReBALAN(リバラン)」です。

フケ・かゆみを防ぐ有効成分を配合した医薬部外品でありながら、洗浄成分はうるおいを守ることを意識して設計されています。

ReBALAN薬用シャンプー 3つの有効成分

・グリチルリチン酸2K
甘草(カンゾウ)由来の抗炎症成分。頭皮の炎症を抑え、フケ・かゆみを防ぎます

・酢酸トコフェロール
ビタミンEの一種。頭皮の血行を促進します

・サリチル酸
古くなった角質をやわらかくして落としやすくし、頭皮を清潔に保ちます

洗浄成分は「ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液」などのアミノ酸系が中心。

皮脂や汚れは落としつつ、デリケートになった頭皮に必要なうるおいまでは奪いすぎない設計です。

さらに「水解ケラチン液(カシミヤヤギ)」という希少なヘアケア成分を配合しているのも特徴です。

ケラチンは髪の主成分となるタンパク質。頭皮をいたわりながら、髪そのもののコンディションも整えられます。

ユズセラミドやエクトインといった保湿成分、ゴボウやアシタバ、ウメ果実など植物由来の成分も取り入れています。

頭皮に揉み込んで使えるトリートメントもおすすめ

リバラン美容液トリートメント

シャンプーと合わせて使いたいのが、同じシリーズの美容液トリートメントです。

一般的なトリートメントは「頭皮を避けて毛先中心に」使うものがほとんどですが、ReBALANのトリートメントは頭皮にもみ込むように使えるのが特徴です。

ヘアケアだけでなく、頭皮ケアも一緒にかなえる新発想のアイテムといえます。

有効成分はシャンプーと同じくグリチルリチン酸2K、サリチル酸を配合。

加えてシア脂やオリブ油、ホホバ油といった天然由来のオイル、天然ビタミンEも取り入れており、髪と頭皮の両方をうるおいで満たしてくれます。

シャンプーのあと、頭皮全体になじませて軽くマッサージするようになじませるのがおすすめです。

日中の頭皮ケアなら頭皮保湿ローションもおすすめ

ReBALANトータルケアフレグランスローションの画像

治療が一段落したあと、「また乾燥やかゆみが出てこないか心配」という方もいると思います。

そうしたタイミングで取り入れたいのが、頭皮用の保湿ローションです。

こちらは治療のための薬ではなく、日々の頭皮を健やかに保つためのアイテムです。

お風呂上がり、ドライヤーをかける前になじませておけば、乾く過程で失われがちな水分をキープできます。朝、家を出る前に使えば、日中の乾燥から頭皮を守ってくれます。

有効成分は、血行を促進するセンブリエキスや酢酸トコフェロール、フケ・かゆみを防ぐグリチルリチン酸2K、保湿にはたらくD-パントテニルアルコールを配合。

うるおいを保つ成分もあわせて配合されているので、つけた瞬間だけでなく、そのあとの乾燥対策にもつながります。

治療中のカラー・パーマ・美容院

美容院

治療中でも、髪型は整えたいものです。

施術を受けてもいい?

カットについては、頭皮に薬剤を使わないため、比較的問題になりにくいといえます。

一方で気をつけたいのが、カラーやパーマです。

炎症が起きている頭皮は、薬剤の刺激を受けやすい状態になっています。

普段は問題なく染められていた方でも、しみたり、症状が悪化したりすることがあります。症状が出ている間は、いったん見送るのが基本です。

予定が決まっている場合は、施術を受けても大丈夫か、診察のときに医師へ確認しておくと安心です。

美容師への伝え方

地肌の状態を見られるのが気まずくて、美容院から足が遠のく方もいます。

ですが、美容師さんは毎日たくさんのお客さまの頭皮に触れています。頭皮トラブルは珍しいものではないので、特別視されることはありません。

むしろ、先に伝えておいたほうが、シャンプーの力加減や施術内容を調整してもらえます。

こう伝えればOK

・「今、皮膚科で治療中なので優しめに洗ってもらえますか」

・「地肌に薬を塗っているので、しみるかもしれません」

・「かゆみが出たらすぐ言いますね」

予約時に一言添えておくと、よりスムーズです。

症状が落ち着いたあとの頭皮ケア

薬で炎症が治まっても、そこで終わりではありません。

再発を防ぐために

薬が抑えてくれるのは炎症であって、炎症を招いた原因そのものではありません。

同じ環境が続けば、再発することもあります。

特に脂漏性皮膚炎は繰り返しやすい性質があるとされています。落ち着いたあとの過ごし方が、次の再発までの間隔を左右します。

毎日のケアで見直したいこと

再発を防ぐために意識したいこと

・洗浄力の強すぎないシャンプーを選ぶ
・指の腹でやさしく洗い、しっかりすすぐ

・ぬるめのお湯で洗う
・洗ったあとは早めに乾かす

・睡眠不足やストレスをためこまない

どれも地味ですが、続けることに意味があります。

合わないシャンプーを使い続けていた心当たりがあるなら、この機会に見直してみてください。

よくある質問

Q. 市販で買えますか?

買えません。医師の処方が必要な医療用医薬品です。

Q. 症状が良くなったら、やめていいですか?

自己判断でやめず、医師の指示に従ってください。見た目が落ち着いても炎症が残っていることがあります。

Q. 余った薬を、次に症状が出たときに使ってもいい?

おすすめできません。似た症状でも原因が違うことがあり、感染症だった場合は悪化させるおそれがあります。

Q. 家族と共用してもいい?

避けてください。処方はその人の症状に合わせて出されたものです。

Q. 塗ったあとに髪を乾かしても大丈夫?

気になる場合は、処方時に医師や薬剤師へ確認しておくと安心です。

まとめ

アンテベートローションは、頭皮の炎症を抑えるために処方されるステロイド外用薬です。

添付文書の用法・用量が「適量」と書かれているのは、必要な量が症状によって変わるためです。 具体的な使い方は、診察した医師の指示が答えになります。

強さのランクに不安を覚えたときも、自己判断で量を減らすのではなく、その不安を診察で伝えてみてください。

そして、薬が抑えてくれるのは炎症そのものです。再発を防ぐには、日々のシャンプー選びや洗い方を見直すことも欠かせません。

治療とセルフケア、両輪で頭皮を整えていきましょう。

この記事の監修者
橋本 裕貴の写真
コスメアナリスト
橋本 裕貴
ライターとして、ヘアケア・スキンケアに関する記事を多数執筆。長年、脂漏性皮膚炎に悩まされ、数えきれないほどの商品を試すも納得のいくものに出会えず、食事や生活習慣の見直しとともに医薬部外品をはじめとする成分研究を始める。その知識と経験を活かし、各メーカーの商品開発の助言・提案にも携わる。「正しい知識と適した商品で、QOL(生活の質)向上に貢献したい」という思いから、わかりやすい言葉での情報発信を心がけている。