ミコナゾール硝酸塩シャンプーの副作用は?起こりうる症状と防ぐ使い方を解説

フケやかゆみ対策として、ミコナゾール硝酸塩配合のシャンプーが気になっている方もいるのではないでしょうか。薬の成分が入っていると聞くと、頭皮に副作用が出ないか心配になりますよね。

ミコナゾール硝酸塩は、フケの原因になる菌を抑える成分です。どんな副作用が起こりうるのかを知っておくと、安心して使い始められます。

この記事では、ミコナゾール硝酸塩シャンプーで起こりうる副作用と、副作用を防ぐ使い方、出たときの対処法をまとめました。

ミコナゾール硝酸塩シャンプーが合わなかったときの選択肢として、 ReBALAN(リバラン)のシャンプー&トリートメントもご紹介します。

ミコナゾール硝酸塩シャンプーの副作用は少なく、出ても頭皮の皮膚症状が中心

研究室

ミコナゾール硝酸塩シャンプーで副作用が起こることは多くありません。 起こるとしても、かぶれやかゆみなど、シャンプーが触れた頭皮の症状がほとんどです。

臨床試験では130例すべてで副作用が出なかった

0.75%のミコナゾール硝酸塩を配合したシャンプーについては、フケ症の人を対象にした臨床試験が国内で行われています。全国8つの医療機関が参加し、成分の入っていないシャンプーと効果や安全性を比べた試験です。

安全性を評価した130例では、副作用は1例も認められませんでした。フケの改善率は、ミコナゾール硝酸塩シャンプーを使ったグループが72.4%で、成分の入っていないシャンプーのグループの52.0%を上回っています。

フケ症に対する0.75%硝酸ミコナゾール配合シャンプーの有用性の検討(シャンプー基剤を対照とした二重盲検比較試験)

出典:清佳浩ほか、日本医真菌学会雑誌 38巻1号、1997年

ただし、副作用がまったく起こらないということではありません。体質によっては、どんなシャンプーでも肌に合わないことがあります。

起こりうるのは、かぶれ・かゆみ・赤み・刺激感

シャンプーで起こりうる副作用を考えるうえで参考になるのが、同じミコナゾール硝酸塩を1%含む医療用の塗り薬(クリーム)の添付文書です。副作用として、次の症状が記載されています。

ミコナゾール硝酸塩の塗り薬で報告されている副作用

0.1〜5%未満
赤み、かゆみ、乾燥やひび割れ、ぶつぶつ(丘疹)

頻度不明
かぶれ(接触皮膚炎)、ただれ、刺激感、小さな水ぶくれ、皮むけ、腫れ

いずれも、薬が触れた皮膚に起こる症状です。シャンプーは塗り薬と違って洗い流すため、成分が肌に触れている時間は短くなります。それでも、同じような皮膚の症状が出る可能性は考えておきましょう。

ミコナゾール硝酸塩とは?シャンプーに配合される理由

配合される理由

ミコナゾール硝酸塩は、カビ(真菌)の増殖を抑える抗真菌成分です。 水虫やカンジダ症の塗り薬にも使われている成分で、シャンプーではフケ対策のために配合されています。

フケの原因菌マラセチアを抑える抗真菌成分

頭皮には、マラセチアというカビの一種がもともと住んでいます。マラセチアは皮脂をエサにして増えるため、皮脂が多い頭皮では数が増えやすくなります。

マラセチアが増えすぎると、頭皮に刺激が加わり、フケやかゆみが出やすくなります。ミコナゾール硝酸塩は、カビの細胞膜に作用して増殖を抑える成分です。先ほどの臨床試験でも、効果がみられた人では、頭皮のマラセチアの数が有意に減っていました。

そのため、ミコナゾール硝酸塩シャンプーが向いているのは、皮脂が多くベタつきやすい頭皮のフケやかゆみです。乾燥が原因のフケには、マラセチアを抑えても効果は期待しにくいと考えられます。

医薬部外品のシャンプーと、医療用の塗り薬の違い

違い

ミコナゾール硝酸塩は、ドラッグストアで買える医薬部外品のシャンプーと、皮膚科で処方される医療用の塗り薬の両方に使われています。同じ成分でも、目的と使い方が異なります。

医薬部外品のシャンプーと医療用の塗り薬の違い

医薬部外品のシャンプー
目的:ふけ・かゆみを防ぐ
使い方:洗髪のときに使い、洗い流す

医療用の塗り薬(1%クリーム)
目的:水虫(白癬)やカンジダ症などの病気の治療
使い方:患部に塗り、そのままにする

医薬部外品は、病気の治療ではなく、症状を防ぐことを目的とした製品です。ミコナゾール硝酸塩シャンプーで脂漏性皮膚炎などの病気が治るわけではありません。赤みが強い、フケが増え続けるといった場合は、シャンプーで様子を見ず、皮膚科を受診してください。

ミコナゾール硝酸塩シャンプーで起こりうる副作用

起こりうる副作用

ミコナゾール硝酸塩シャンプーで注意したい副作用は、シャンプーが触れた部分のかぶれです。 どんな症状が出るのか、フケやかゆみの悪化とどう見分けるのかを確認しておきましょう。

かぶれ(接触皮膚炎)・刺激感・赤み

かぶれには、大きく分けて2つのタイプがあります。成分の刺激そのものによって起こるものと、成分に対するアレルギー反応によって起こるものです。

刺激によるかぶれは、使ってすぐにピリピリ、ヒリヒリとした刺激感が出るのが特徴です。アレルギーによるかぶれは、何度か使ううちに体が成分を覚えてしまい、ある日から赤みやかゆみ、ぶつぶつが出るようになります。

頭皮だけでなく、泡が流れた額や生え際、耳の後ろ、首すじに症状が出ることもあります。シャンプーを使ったあとにこうした部分が赤くなっていないか、気をつけて見てみましょう。

副作用か、フケ・かゆみの悪化かを見分けるポイント

もともとフケやかゆみがある頭皮に使うため、症状が副作用なのか、もとの症状が悪くなっているのかがわかりにくいこともあります。次のポイントを目安にしてください。

副作用の可能性があるサイン

・シャンプーを使った直後から、数時間以内に症状が出る

・ピリピリ、ヒリヒリとした刺激感がある

・額や首すじなど、泡が触れた部分にも赤みが出ている

・使うたびに症状が強くなる

・使うのをやめると、数日で落ち着く

反対に、使い始める前と同じようなフケやかゆみが続いている場合は、副作用ではなく、もとの症状が改善していない可能性があります。どちらか判断がつかないときは、自己判断で使い続けず、皮膚科で相談しましょう。

抜け毛が増えることはある?

ミコナゾール硝酸塩の塗り薬の添付文書には、副作用として脱毛や抜け毛は記載されていません。先ほどの臨床試験でも、副作用は報告されていません。

ただし、かぶれによって頭皮に強い炎症が起き、かきこわしてしまうと、その刺激で髪が抜けやすくなることはありえます。使い始めてから抜け毛とともに頭皮の赤みやかゆみが出ている場合は、使用をやめて皮膚科を受診してください。

なお、シャンプーのときに抜ける髪の多くは、もともと抜ける時期を迎えていた髪です。抜け毛が増えたように感じても、頭皮に異常がなければ、すぐに副作用と考える必要はありません。

副作用を防ぐ使い方と、出たときの対処法

どのように

副作用を防ぐには、使う前に頭皮の状態を確認し、使ったあとはしっかり洗い流すことが基本です。

傷や湿疹のある頭皮には使わない

かきこわした傷や湿疹がある頭皮は、皮膚のバリアが弱くなっていて、成分の刺激を受けやすい状態です。こうした部分にシャンプーが触れると、しみたりかぶれたりしやすくなります。

頭皮に傷やただれがあるときは、シャンプーで治そうとせず、まず皮膚科を受診しましょう。

過去に水虫やカンジダ症の塗り薬でかぶれたことがある方も注意が必要です。ミコナゾール硝酸塩と同じ仲間の抗真菌成分でかぶれた経験がある場合は、使い始める前に医師や薬剤師に相談してください。

泡を残さず、しっかりすすぐ

シャワー

シャンプーが頭皮に残ると、成分が長く肌に触れ続け、刺激やかぶれの原因になります。すすぎは洗った時間より長めにかけ、生え際や耳の後ろ、えり足まで泡を残さないようにしましょう。

泡が顔や目に流れないよう、すすぐときは少し下を向くのがおすすめです。目に入った場合は、こすらずにすぐ水かぬるま湯で洗い流してください。

かぶれたら使用をやめ、容器を持って皮膚科へ

シャンプーを使ったあとに赤みやかゆみ、腫れ、刺激感が出たら、すぐに使用をやめましょう。頭皮に残っている成分は、ぬるま湯でやさしく洗い流します。

使うのをやめても症状が治まらない、赤みや腫れが広がってきたといった場合は、皮膚科を受診してください。受診するときは、使っていたシャンプーの容器を持っていくか、成分表示の写真を撮っておくと、原因の成分を特定しやすくなります。

抗真菌成分を使わないフケ・かゆみ対策なら、ReBALANシャンプー&トリートメントがおすすめ

ReBALANシャンプーとトリートメントのイメージ

フケやかゆみの対策は、カビを抑えるシャンプーだけではありません。頭皮の炎症を防ぎ、うるおいを守ることで、ふけ・かゆみを防ぐという方法もあります。

抗真菌成分を使わずにふけ・かゆみを防ぎたい方に、選択肢の一つとしておすすめしたいのが、ReBALAN(リバラン)のシャンプー&トリートメントです。

抗真菌成分を使わずに、ふけ・かゆみを防ぐ医薬部外品

成分イメージ

ReBALANのシャンプーとトリートメントは、どちらも医師が監修した医薬部外品です。ミコナゾール硝酸塩のような抗真菌成分ではなく、頭皮の炎症や角質に働きかける有効成分で、ふけ・かゆみを防ぎます。

ReBALANの有効成分

薬用スカルプシャンプー(3種)
グリチルリチン酸2K、酢酸トコフェロール、サリチル酸

美容液トリートメント(2種)
グリチルリチン酸2K、サリチル酸

グリチルリチン酸2Kは、甘草の根から得られる成分で、頭皮の肌荒れを防ぎ、かゆみをおさえます。サリチル酸は、フケのもとになる余分な角質をやわらかくして、頭皮をすこやかに保ちます。酢酸トコフェロールは、ビタミンEの誘導体です。

シャンプーとトリートメントの両方に有効成分を配合しているので、洗うときと、洗い流す前の2回、頭皮のふけ・かゆみをケアできます。

アミノ酸系の洗浄成分と保湿成分で、乾燥によるフケにも

アミノ酸イメージ

ReBALAN薬用スカルプシャンプーは、アミノ酸系の洗浄成分をベースに、ベタイン系の洗浄成分を組み合わせた弱酸性のシャンプーです。余分な皮脂や汚れは落としながら、頭皮に必要なうるおいは残すように洗い上げます。

保湿成分には、ユズセラミドとコレステロール、エクトインを配合しました。ユズセラミドとコレステロールは、肌の水分を保つ細胞間脂質に近い成分で、洗っている間も頭皮の乾燥を防ぎます。

皮脂によるベタつきだけでなく、乾燥による細かいフケが気になる頭皮にも使いやすいのが特徴です。シリコンやパラベン、合成着色料、紫外線吸収剤、鉱物油を使わないフリー処方で、性別や世代を問わず使えます。

頭皮に揉み込めるトリートメントの3分ヘアパック

リバラントリートメント

一般的なトリートメントは、毛先を中心につけ、頭皮にはつけないものが多くあります。ReBALAN美容液トリートメントは、毛先から頭皮までなじませ、揉み込んで使える処方です。

保湿成分として、シア脂、オリブ油、ホホバ油の3つの植物オイルと、シャンプーと同じユズセラミド、エクトインを配合しています。カシミヤヤギから得られるカシミヤケラチンも入っており、頭皮と一緒に髪もしっとりと整えます。

おすすめの使い方は、トリートメントを頭皮になじませてから3分ほどおく、ヘアパックです。時間をおくことで、有効成分と保湿成分が頭皮と髪に浸透します。

香りは、さわやかなマンダリンシトラスです。ミコナゾール硝酸塩シャンプー以外のフケ・かゆみ対策を探している方は、ぜひ試してみてください。

ミコナゾール硝酸塩シャンプーのよくある質問

よくある質問
妊娠中や授乳中に使ってもいいですか?

使う前に、医師か薬剤師に相談するのが安心です。

参考として、同じ成分の医療用の塗り薬(1%クリーム)の添付文書では、妊娠3か月以内、または妊娠している可能性のある方は、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ使うこととされています。授乳中についての記載はありません。

シャンプーは洗い流して使うものですが、妊娠中は肌が敏感になりやすい時期でもあります。製品の使用上の注意を確認し、不安があれば受診時や薬局で相談しましょう。

子どもに使ってもいいですか?

まず製品の使用上の注意で、対象年齢を確認してください。子どもの頭皮は大人より薄く、刺激を受けやすいため、使う場合は目に入らないよう注意し、しっかりすすぎましょう。

赤ちゃんの頭にできる黄色っぽいフケやかさぶたは、乳児脂漏性湿疹のことがあります。自己判断でシャンプーを選ぶ前に、小児科や皮膚科で相談してください。

毎日使っても大丈夫ですか?

医薬部外品のシャンプーは、製品に書かれた使い方を守っていれば、毎日の洗髪に使えるように作られています。

ただし、使っていて刺激感や赤みが出る場合は、使用をやめて様子を見てください。症状が続くときは皮膚科を受診しましょう。

ケトコナゾールとの違いは何ですか?

ケトコナゾールも、ミコナゾール硝酸塩と同じくカビ(真菌)を抑える抗真菌成分です。大きな違いは、製品の位置づけにあります。

ケトコナゾールのローション(2%)は、皮膚科で処方される医療用医薬品で、効能・効果に脂漏性皮膚炎の治療が含まれています。一方、ミコナゾール硝酸塩シャンプーは、ふけ・かゆみを防ぐための医薬部外品です。

赤みをともなうフケが続く場合は、市販のシャンプーで様子を見るより、皮膚科で治療を受けるほうが確実です。

まとめ

ミコナゾール硝酸塩シャンプーで副作用が起こることは多くありません。0.75%配合シャンプーの臨床試験では、130例すべてで副作用は認められませんでした。

起こりうる副作用は、かぶれや赤み、かゆみ、刺激感など、シャンプーが触れた頭皮の症状が中心です。 傷や湿疹のある頭皮には使わず、泡を残さずすすぐことで、副作用は防ぎやすくなります。

抗真菌成分を使わずにふけ・かゆみを防ぎたい方は、ReBALANのシャンプー&トリートメントも選択肢の一つとしてお役立てください。

使ったあとに赤みや腫れが出た場合は、すぐに使用をやめ、容器を持って皮膚科を受診してください。シャンプーを替えてもフケやかゆみが続く場合も、早めに相談しましょう。

この記事の監修者
橋本 裕貴の写真
コスメアナリスト
橋本 裕貴
ライターとして、ヘアケア・スキンケアに関する記事を多数執筆。長年、脂漏性皮膚炎に悩まされ、数えきれないほどの商品を試すも納得のいくものに出会えず、食事や生活習慣の見直しとともに医薬部外品をはじめとする成分研究を始める。その知識と経験を活かし、各メーカーの商品開発の助言・提案にも携わる。「正しい知識と適した商品で、QOL(生活の質)向上に貢献したい」という思いから、わかりやすい言葉での情報発信を心がけている。