「頭皮にかさぶたができている」「かゆくてついかき壊してしまう」そんなお悩みは、脂漏性皮膚炎による頭皮トラブルかもしれません。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の多い部分に起こりやすい慢性的な炎症で、頭皮にフケや赤み、かゆみ、かさぶたが繰り返し出てしまうのが特徴です。
シャンプーだけで脂漏性皮膚炎そのものを「治す」ことはできませんが、頭皮に合ったシャンプーを選ぶことで、頭皮かさぶたやフケ、かゆみをやわらげ、悪化や再発を防ぐサポートは十分にできます。
ここでは、脂漏性皮膚炎による頭皮かさぶたの特徴と、頭皮にやさしいシャンプーの選び方・洗い方のポイントをわかりやすく解説します。
脂漏性皮膚炎による頭皮かさぶたの特徴と原因
脂漏性皮膚炎による頭皮かさぶたには、次のような特徴がみられます。
- ⚫︎ 白〜黄色っぽいフケや皮むけが多い
- ⚫︎ ジュクジュクした部分が乾いて厚みのあるかさぶたになる
- ⚫︎ かゆみが強く、かき壊してさらに悪化しやすい
- ⚫︎ 生え際や頭頂部など、皮脂の多い部分に出やすい
原因としては、皮脂の過剰分泌、常在菌であるマラセチアの増殖、バリア機能の低下、ストレスや生活リズムの乱れなど、いくつかの要因が重なっていると考えられています。
頭皮をゴシゴシ洗いすぎたり、刺激の強いシャンプーを使い続けることも、バリア機能をさらに弱めて脂漏性皮膚炎を悪化させる一因になります。
橋本のコメント:
脂漏性皮膚炎は「間違った洗い方やシャンプー選び」で悪化しやすいトラブルです。完治を目指すというより、日々のケアで炎症や頭皮かさぶたをコントロールしていく意識が大切です。
シャンプーでできること・できないこと
まず知っておきたいのは、脂漏性皮膚炎はシャンプーだけでは完全に治らない場合もあることです。症状が強い場合や長引く場合は、皮膚科での診察と治療が前提になります。
そのうえで、頭皮に合ったシャンプーを選ぶことで、次のようなケアが期待できます。
- ⚫︎ 過剰な皮脂や汚れをやさしく落として、頭皮環境を整える
- ⚫︎ フケやかゆみ、頭皮かさぶたの悪化を防ぐ
- ⚫︎ バリア機能を守りながら洗うことで、炎症が起こりにくい状態をキープする
一方で、「どんなシャンプーでも洗えばよい」というわけではありません。洗浄力が強すぎるものや、パラベン(防腐剤)やアルコールなど刺激の強い成分が多いものは、脂漏性皮膚炎の頭皮には負担になることもあります。
橋本のコメント:
脂漏性皮膚炎の頭皮ケアでは、「しっかり落とすこと」と「必要なうるおいを残すこと」のバランスがとても重要です。頭皮にやさしい処方のシャンプーを選ぶだけでも、日々のコンディションが変わってきます。
脂漏性皮膚炎の頭皮にやさしいシャンプーの選び方
ここからは、脂漏性皮膚炎による頭皮かさぶたが気になる方に向けて、シャンプー選びのポイントを解説します。
1. マイルドな洗浄成分を選ぶ
脂漏性皮膚炎の頭皮は、炎症でデリケートになっている状態です。高級アルコール系など洗浄力が強すぎる成分よりも、アミノ酸系など低刺激タイプの洗浄成分を選ぶと、必要な皮脂を残しながら汚れだけをオフしやすくなります。
洗い上がりが「きしきし」「つっぱる」と感じるシャンプーは、頭皮にとっては少し強すぎるサインかもしれません。
2. フケ・かゆみを防ぐ有効成分かどうか
脂漏性皮膚炎によるフケやかゆみ、頭皮かさぶたが気になる場合は、医薬部外品としてフケ・かゆみを防ぐ有効成分が配合されているかもチェックポイントです。
炎症を抑えたり、角質をやわらげてフケを防いだりする成分が配合されていると、毎日のシャンプーで頭皮環境を整える助けになります。
3. 保湿・バリアサポート成分が入っているか
脂漏性皮膚炎は「皮脂が多いのに乾燥もしている」という、アンバランスな状態になりがちです。ペリセアのような浸透型保湿成分や、アミノ酸・セラミド類似成分など、頭皮のうるおいをサポートする成分が入っていると、洗いながらバリア機能も守りやすくなります。
橋本のコメント:
成分表を細かく読み込むのが難しいときは、「低刺激」「フケ・かゆみを防ぐ医薬部外品」「頭皮ケア用」などの表示を目安にすると選びやすくなります。ReBALANのように頭皮のことを第一に考えた処方のシャンプーは、脂漏性皮膚炎の方にも使いやすい設計です。
詳しくはこちらの記事で解説しています🔽
【重要】成分表の“先頭”が物語る、シャンプー選びの真実脂漏性皮膚炎のときの正しいシャンプー方法
どんなに良いシャンプーを選んでも、洗い方が強すぎたり、すすぎが不十分だと頭皮かさぶたやかゆみが悪化してしまうことがあります。脂漏性皮膚炎の頭皮におすすめのシャンプー方法は次の通りです。
- ✅ シャンプー前にぬるま湯でしっかり予洗いして、軽い汚れを落としておく
- ✅ シャンプーは手のひらでよく泡立ててから、頭皮になじませる
- ✅ 爪を立てず、指の腹でやさしくマッサージするように洗う
- ✅ シャンプーやトリートメントが残らないよう、ぬるま湯で丁寧にすすぐ
- ✅ ドライヤーで頭皮から素早く乾かし、湿った状態を放置しない
かさぶたが気になっても、無理に剝がすのは厳禁です。自然にはがれてくるのを待ちながら、やさしい洗浄と保湿で頭皮を整えていきましょう。
ReBALANシャンプーで頭皮をやさしくケア
ReBALAN(リバラン)シャンプーは、頭皮のフケやかゆみ、炎症を防ぐ医薬部外品処方のシャンプーです。脂漏性皮膚炎による頭皮かさぶたやフケが気になる方の毎日のケアにも取り入れやすい設計です。
- ✅ グリチルリチン酸ジカリウム:炎症を抑え、かゆみ・フケを防ぐ
- ✅ サリチル酸:硬くなった角質をやわらげ、フケや毛穴づまりを防ぐ
- ✅ 酢酸トコフェロール:血行を促進し、頭皮コンディションを整える
脂漏性皮膚炎そのものを治療する薬ではありませんが、フケやかゆみを防ぐことで、頭皮環境を健やかに保つサポートが期待できます。
ペリセア&カシミヤケラチンで、敏感な頭皮もいたわる
ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)は、短時間で髪や頭皮に浸透し、うるおいを保ちながら洗い上げることをサポートする成分です。
カシミヤケラチンは、髪表面をなめらかに整え、摩擦ダメージから髪と頭皮を守る役割が期待できます。
詳しくはこちらの記事で解説しています🔽
頭皮ケアに革命!ペリセア×カシミヤケラチン配合のスカルプシャンプーの実力とは?橋本のコメント:
脂漏性皮膚炎の頭皮は「洗えばいい」だけではなく、「どう守るか」も同じくらい大切です。ReBALANシャンプーは、頭皮のフケやかゆみを防ぎながら、保湿や補修も同時にできるので、毎日のシャンプーで無理なく頭皮ケアを続けたい方に向いています。
香りと使用感で、頭皮ケアを無理なく続ける
脂漏性皮膚炎は慢性的に付き合っていくことが多いため、頭皮ケアも「続けやすいこと」がとても重要です。
ReBALANシャンプーは、上品なマンダリンシトラスの香りで、バスタイムをリフレッシュタイムに変えてくれます。泡立ちもよく、きしみにくい洗い上がりなので、ストレスなく毎日使いやすいのも魅力です。
心地よい香りと使用感があることで、脂漏性皮膚炎による頭皮かさぶたケアも前向きな習慣として続けやすくなります。
シャンプー後の「頭皮保湿ローション」でかさぶた再発を防ぐ
脂漏性皮膚炎の頭皮は、皮脂が多い一方で内側は乾燥している「インナードライ状態」になっているケースが少なくありません。
シャンプーで汚れや余分な皮脂を落としたあと、何もつけずに放置してしまうと、水分が急激に蒸発し、バリア機能がさらに低下してしまいます。
この状態が続くと、頭皮の赤み、かゆみ、フケ、そしてかさぶたの再発につながりやすくなります。
modestで販売しているReBALAN(リバラン)頭皮保湿ローションは、脂漏性皮膚炎でゆらぎやすい頭皮のうるおいバランスに着目した低刺激設計で、シャンプー後の乾燥を防ぎながら、かさぶたの再発しにくい頭皮環境づくりをサポートしてくれます。
よくある質問(脂漏性皮膚炎とシャンプー)
Q1. シャンプーだけで脂漏性皮膚炎は治りますか?
脂漏性皮膚炎はシャンプーだけでは治らない場合もあります。強い赤みやジュクジュク、痛みを伴う場合は、自己判断せず皮膚科の受診が必要です。
ただし、頭皮にやさしいシャンプーを選ぶことで、フケやかゆみ、頭皮かさぶたの悪化を防ぎ、治療のサポートをすることは十分にできます。
Q2. どのくらいの頻度でシャンプーすればいいですか?
一般的には、皮脂や汚れを溜めないように毎日または1日おきのシャンプーが推奨されることが多いです。ただし、症状や肌質によって適切な頻度は変わるため、医師から指示がある場合はその指示を優先してください。
詳しくはこちらの記事で解説しています🔽
脂漏性皮膚炎シャンプーは何回洗えばいい? 専門的な視点から解説Q3. 市販のフケ用シャンプーでも大丈夫ですか?
フケ用シャンプーの中には、成分や洗浄力が脂漏性皮膚炎の頭皮に合わないものもあります。刺激を感じる場合や、使うほど赤みやかゆみが強くなる場合は使用を中止し、低刺激タイプの頭皮ケアシャンプーに切り替えることをおすすめします。
Q4. 皮膚科でもらった外用薬と併用してもいいですか?
多くの場合、治療用の外用薬は「やさしいシャンプーで洗ったあと」に使うことが想定されています。基本的には併用が前提ですが、塗るタイミングや使用回数は医師の指示に従ってください。
まとめ|脂漏性皮膚炎の頭皮かさぶたは、シャンプーで「整える」ケアを
脂漏性皮膚炎による頭皮かさぶたは、シャンプーだけでは完全に治らない場合もありますが、毎日の洗い方とシャンプー選び次第で、症状のコントロールは十分に目指せます。
大切なのは、強く洗いすぎず、頭皮にやさしいシャンプーで「落とす」と「守る」のバランスを意識することです。
皮膚科での治療と並行しながら、自分の頭皮に合ったシャンプーでケアを続けていきましょう。

